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プチヒーラー  作者: テクマ
12/89

みゅー

「ミュー、とか、タマ、って前の戦にいたっけ?」

「前の戦でっか?生まれてまへんな」

「魔王戦じゃなくてさ、ほら先々週あったやつ」

「そんなんありましたか?」

「あったじゃん、私が祝福したやつ。

まあ、美しすぎて別人に見えたかもしれないけど」

「どうやろな、ワシら一ヶ月前に召集かかってからずっと集合地点に向かって歩いてましたさかい」

「あれ、もしかして向かってる間に終わったんじゃね?」

「え?!」


ミュー、や、タマの戦争は終わったようだった。


「姉さんどないしまひょ」

「王国連合は・・・ゴルフ苦愛は参加してたな。あとチェーンぼむ、だったか?それも出てたけど。

どうやって連絡とってるの?」

「ゴルフ苦愛は外様ですやん、それにチェーン姉さんは旗持ちですわ、無茶苦茶怒られますわ」

「だから、連絡をどうやってとっているのかな?」

「何もありまへん。そもそも総長は配下集めるけど全部自分でやりたいお方ですから」


食事をすますと、とりあえず集めた聖剣を持って診療所まで帰ることにした。


「来てないな、ふにゃ。やっぱりもう終わったんだよ戦争、どうするよ」

「今度の戦いまでここにいさせてもらいますわ」

「何時だよ?」

「たぶん、今回のが前哨戦言ってましたから、一年以内かと」

「どうするよ、レイラ」

「しょうがないわね、主食の肉は自分で採ってきてね」

「分かりやした」


たま達は診療所を拠点に狩りをすることにした。





レイは聖剣の仕分けをしていた。一つづつ布で磨きながら、並べていたのだが。


「これはすごい、感じないふりをしていたがビンビン感じる」

「どれが?」


アンはゴミでもつまむように指先で持ち上げて顔の前まで近付けて眺めながら言った。


「全部」

「そうなの?川原の清掃にはなったな、そう思っていたんだけど。これが聖剣なのかあ」

「アンはどれか持っ?」

「私はなにも感じないな。鉄パイプには何か懐かしいものを感じるけど」

「じゃあアンは鉄パイプを、私は・・・どれにしようかな」

「糸巻きいいじゃん、モーニングスターみたいで、こう投げて当てて使うんじゃない?」

「この糸巻きは前の持ち主の強い気を感じるな・・・紙はまったく戦える気がしないし、この毛糸編み棒にするかな」

「おっ、いいね。

魔法使いが使うタクトみたいだし、どうやって攻撃するの?」

「分からん。だが無限の力が沸いてくるのは分かる」

「へーーーー」

「アンの鉄パイプは?」

「んーーーー、何も感じないな。

いや、加工してくれと言ってるような気がする」

「どんな?」

「この角材とヨーヨーを使って・・・聖職者の杖かな」

「え、なに、ヨーヨーって言うの、これ?」

「あ、なんか今さ、降りてきたわ。

3つ集めて置いておくか」

「ついでにこの紙も入れておこう、どうせ使わなさそうだし。

大物が出来そうだね」

「そうかな、そうならいいけど。

アシャ達のカミソリやレイのリリアンみたいにシンプルなのがいいよ」

「こっ、これリリアンって言うんだカッケーー」

「あ、また降りてきたな、どうなってるんだろう」

「女神様とつながってるんじゃない?」

「それは無いよ、最近の私は劣等生だから。

それよか、錆びだらけの剣はどうなの」

「これは・・・錆びだらけの剣であり錆びだらけの剣以上でも以下でも無いのかも」

「以外なのが聖剣じゃないのか、はははっ」

「これもアンの杖の元に入れておくか、はははっ」



レイはレイラの特訓でヘトヘトになって、アンも怒られる頻度が減って来たとは言え厳しい指導でヘロヘロになって杖の合成は忘れていた。


「ばーん、ばーん」


リュウが鉄パイプを持って遊んでいた。ドラが『危ないからやめなさい』と言ったがリュウはやめずにいると、アシャに何かあたった。その場にいた者はみんな、アッ、と言ったがアシャは・・・


「おお、すごい癒しを感じたよ」


皆が、はっ?と思っていると、レイが。


「あれはアンの杖じゃないの?」

「私の杖?ああ、合成したのが出来たのかな、すっかり忘れてたよ」


角材の中にパイプが二本ならんでいた。

「いや杖かな、杖とは言わないよこれは。

これはショットガンじゃないの?」


アンがそういうとレイが。


「すごい、ショットガンっていうのか。でも化学反応したのは木と鉄パイプだけだね」

「いや、また降りてきた。紙と剣はヨーヨーはどうしたんだろ」


リュウが差し出した。


「これ?」


剣の持ち手に魔石のようにヨーヨーが組み込まれており、剣の部分に紙が部分的に巻かれた杖状の物が握られていた。


「うーん、汚いな錆を落としとけば良かった」

「これを握ってみてよアン」


アンは握ったが、何も感じないない。しかしアシャが。


「あれ、ヒール前なのに患者さん完治してるな。

アンちょっと来て」


アンは怒られるのかと思って緊張したのだが。


「お前は近すぎて分からないのだろうが、それからものすごい癒しを感じる。

患者さんが来てるときはしまっておいてくれ、商売あがったりだ」


殺傷能力の無いショットガン状の杖と、チート級の汚い杖の二本をゲットした。

アンは気に入らないので。


「みんなで使いましょうね」


と言って地下の倉庫にしまった。


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