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*お礼話*

 突然ではありますが、この『そして彼女は微笑んだ。』の総合ユニークアクセスが10000人を突破しました。さまざまな方に読んでいただき、とても嬉しいです。思えば連載開始は三年以上前のことで、いまだにだらだらと連載を続いていることには(さらには更新が停滞していたり)本当に皆さまにはご迷惑をおかけしたことと思います。しかし、今こうして様々な方の目に触れたのだなと感じると本当に感謝でいっぱいです。あと申し訳なさですね!

 数値で判断するのもあれですが、それでもやはり誰かの目にとまったと考えると、思いきって投稿ボタンを押したときの自分には良くやったと言ってやりたいです。いやそんな私の話はどうでもいいのですが。


 ここまでくるに当たり、コメントをいただいたり、お気に入り登録をしていただいたり、本当に喜ばせていただきました。そこで、突然ではありますが。




「宮辺紫とー」

「み、岬! あっまって名字いるの」

「東也翠のー」

「えっちょっとまって」


「「突然、ばんがいへーん!!!」」

「待ってっていてるじゃん!?」



 ぐだります。



岬「……」

紫「あっ待ってそれ僕の蜜柑」

翠「早い者勝ちだ」

紫「待たれよ!! 貴様、人の女を取るたァ覚悟は良いか……!?」

翠「フン、バカな奴よ。所詮貴様はその程度だというまで」

紫「貴様ァ……!」

岬「……ねえ」

翠「さあ、来い! 貴様の力、見せてみよ!!」

紫「うぉおおぉおおおお、唸れ、俺の拳!」

岬「ねえ」

翠「ぐっぐああああ」

岬「ねえ!! やめてくんない!? これからの予定があるんだけど! 見てこの紙、このきったない字!!」


*クラスのみんなのキャラ紹介してちょ。


紫「ほほう、さてはこいつ書道が苦手だな」

翠「これはクなのかワなのかが悩みどころだな」

紫「見てこのス、ヌみたい」


岬「ちっっっっがう!! そこじゃなくて! その内容! クラスの、紹介!!」


翠「見てくださいよこの「キャラ」ってところ。調子のってません? どう、お父さん」

紫「さてはプライドの高いズボラな奴なんだろうね、マイハニー」


岬「聞けや! そういう小芝居はいいの!! いい、二人とも。ここに名簿がある」

翠「ついにパクったか」

岬「借りてきたんだよ!! いいから大人しく話を……いや、ついにって何だ」

紫「説明下手だね、ちゃっちゃと話してよー」

岬「誰の所為だと……!!」

翠「いいか岬、世の中には、罪を憎んで人を憎まずという言葉があってな」

岬「おっまえら……!!」

翠「なんだ、やるか?」


紫「まあまあ落ちつきたまえよ二人とも。これでも食べてさ」

岬「……キムチ」

翠「団子か、悪くない」


紫「それじゃあ、取り敢えず一人ずついっとく?」

翠「待て、こいつらは名前だけでよくないか」

岬「いやお前失礼だな、可哀想だろ」


紫「出席番号順ね」

翠「じゃあ一番は青山……あおやまなみだか」

岬「ルイだろ、青山ルイ。涙とはかくけどさ」

紫「死んだ目してるよ」

翠「父さんの好きそうな華奢な少年だなおい」

紫「母さんが一番だよ」

翠「あなた……!」

岬「もういいってそういうの。えーっと、あれ。いつもぼんやりしてるやつだよ。結構頭いいから、グループの宮本飛鳥ってやつに勉強教えてるんだよ。その分運動ひっどいけど」

紫「さてはドジっ子……」


翠「えっと、二番。出たほら、秋田旅院」

岬「出たって何だ」

紫「旅院はあれだよね、今更紹介ってほどでもないよね。眼鏡かけてます」

岬「ひいきしてるくせに雑だなおい!」

紫「僕は贔屓などいたしません」

岬「嘘つけお前小動物系が好きなんだろ、おい!」

翠「つぎいきまーす」


紫「犬井ケントだって。なんか聞いたことあるよね」

翠「知らん」

岬「お前やる気なさすぎないか」

翠「なんだよ、腹黒そうな笑顔だとか言えばいいのか」

岬「誰がそんなネガティブな情報いるんだよ!」

紫「待って!!」

岬「……なんだよ」

紫「見てこの子、絶妙に前髪を七、三に分けてるよ。きっと真面目な子だね」

翠「残念だがな父さん、こいつの成績は下から数えた方が早いぞ」


翠「四番はー、上村旭日」

岬「うげっさりげに黒いひとだ!」

紫「ヴァイオリン弾くの上手いんだよね。この間聞いたよ」

岬「えっ何それ知らない」

翠「弾いてる時は真剣な顔してんのにいつもは寝むそうだよな」

岬「おいちょっと」

紫「待って!! 旭君が横にとめてるピン、ケントくんとおそろいじゃない……?」

翠「父さんその黒いピンなら百円均一でも売ってる」


紫「五番は、……要らないよね?」

岬「いや入れてやれよ、可哀想だろ……」

翠「神谷明楽。馬鹿。元旦生まれ。頭の中はいつも正月。以上」

岬「お前全世界の一月一日生まれの人に土下座しろよ」

翠「え……全世界の一月一日生まれの人って、岬お前、それは無理だろ……」

岬「なにその本気の目!」

紫「明楽はあれ、愛されるバカだよね」


翠「六ばーん。かわーいれーい」

紫「川井玲ね」

岬「野球ずきかー」

翠「クールで頭よさそうなに見えて実はそうでもないよな」

紫「成績は中の下、運動は中の上って感じだよね」

岬「紹介しにくい前置きやめてくんない」

翠「いやだってお前、クラス全員一人一人とそんな親密な関係を持っていると思うか、この俺が」

岬「ないね」

紫「ないね」


翠「七番、如月柚木。柚子の木と書いてゆきとよむ」

岬「THEめんどくさがりだな」

紫「前さー……」

岬「なに、エピソードとかあんの」

紫「なんでそんなに髪長いのって聞いたら、武士の家のでだからって言ってた」

翠「まじでか」

岬「いや待て、あの怠惰な人がか」

紫「実は内なる力とかあるんじゃないのかなって、いつも活躍を期待してる」

「「魔術だな」」


翠「八番、東雲竜弥」

岬「うわ名前かっこよ!」

紫「画数多いね」

岬「えっそこ!?」

翠「野球バカその1だ。雨の日に髪がうねるのが悩みらしい」

紫「癖っ毛だもんねー」

岬「紫もじゃない?」

紫「えっそう? 岬はピッカピカだよね」

岬「何その言い方!?」


翠「九番は、欠番です」

岬「嘘つくなおい!! 九番、進藤岬です!!」

紫「プールに飛び込みまーす」

岬「しないけど!?」

翠「ほほう、寒中水泳か。やるな」

*現在(お礼話)は1月の終わりです*

岬「お前っ……馬鹿じゃないの!? お前ら馬鹿じゃないの!?」

翠「ここだけの話、よく魔術をミスって痛い目にあってる」

紫「そういえばさー、ネコミミ事件なんてのが」

岬「ああああああああああああああああああああっうわあああああああああああっ」


岬「次、つぎは、次は、たちっ橘マコトですっ……」

翠「まあまあ団子でも食べるか?」

岬「いるか!!」

紫「マコトさんかー、委員長じゃん」

翠「いやお前も」

岬「マコトさんって、あれ、お姉さんにそうだよな」

翠「いるらしいぞ、美容系の仕事してる美女」

紫「まってそれ詳しく」


翠「十一番はー、ホラあれ、谷口渉」

岬「ああ……あの本の虫」

紫「ああ……あの眼鏡」

翠「父さんは眼鏡が好きなのか」

紫「いや、なんか眼鏡してる人ってさ、第一印象がそれしかなくなるんだよね」

岬「うちのクラスまあまあ眼鏡いないか?」

紫「三人だよ」

翠「18人中3人か。少ないな」

岬「……そっか」


紫「十二番は、我らが仏頂面」

翠「この俺だ」

岬「いやそれで良いの!?」

紫「翠はあれだよね、前髪長いよね」

翠「間からのぞく瞳がミステリアスな魅力を醸し出してるんだよ」

岬「自分で言うなよ」

紫「でも翠の目、すきだなー。綺麗だし」

翠「……」

岬「おいしっかり、本気で照れるなよおい」


紫「十三番は、あれ。日向馨だよ」

岬「この人って言ったらあれ、兄弟多いだよな」

紫「うわっすご! お姉さん、お兄さん二人、妹だって! 賑やかそう」

岬「いやまて思い出せ、こいつの無気力さを」

紫「垂れ目っていいよね」

岬「待って、俺の話聞いて! てか翠はいつまで動揺してんの!? お前貧乏ゆすりやめろよ」

紫「大丈夫か母さん、生まれるか」

翠「う……生まれる」

岬「おっま、やめろよ気持ち悪いよ!!」


紫「十四番、緑川アオぃ……アオ」

岬「流れで言ったな」

翠「見事に言ったな」

紫「ごめん……」

翠「こいつ普段は澄ましてるけどアオイって言うと怒るよな」

岬「黒髪サラッサラで頭よさげでクールそうなのにな」

翠「しかし言うほど頭が良いわけではないという」

紫「僕この間も怒られた……」


紫「十五番、そう、ゆかりさんこと宮辺ゆかりだよ!」

翠「謎の多い人ですな」

岬「紫まだ隠しごととかしてんじゃないの」

紫「馬鹿だな、人というものは謎が多いほうが魅力が上がるのさ……」

岬「へー」

翠「馬鹿な岬には到底分かるわけもないけどな」

岬「何でお前が言うんだよ!?」


紫「十六ばーん、宮本飛鳥」

岬「この人さぁ……」

翠「どうした、タイプだったか」

岬「ちげーよ! 勝手に人をホモにすんなよ!」

紫「馬鹿だな、ホモは好きな人がたまたま男だった人のことを言うんだよ。男の同性愛者はゲイという」

岬「何でお前そこは詳しいの!? 怖い!! なんか怖い!」

翠「世の中いろんな人がいるからな」

岬「いやそう言うの今いいから。良いから聞いてくんない」

「「なんだよ」」

岬「つっめた! お前ら聞いたらテンション上がるぞ」

翠「良いから早く」

紫「岬や、1から18まで一人一人紹介してんのにそうやってダラダラ繋げたら見る気失くすでしょ、良いから早く言いなさい」

岬「いや、アニメのキャラに似てるよなって。ホラ、あの今再放送してるさぁ、あの」

「「なんだよ」」

岬「なんだよって何だよ!?」


岬「十七番、山口修平ですね」

翠「平凡か」

紫「平凡ですね」

岬「いやお前ら、S組はもともと特殊だから。特殊な組なのに平凡って!」

翠「紫、知ってるか? こいつ今まで試験で平均点以外とったことないんだぞ」

紫「えっなにそれすごい、天才」

翠「偶然だ」

岬「……そうやっていじるからさあ、いつも顔色わるいんじゃないの」

翠「?」

岬「お前じゃねーよ!」


紫「ラストー! 山本雪人!」

岬「はいはい贔屓贔屓」

翠「ぼんやりだよな」

岬「ぼんやりだね」

紫「けどそこがいい」

翠「父さんは可愛い男子に目が無いんだ!! なのになぜ俺は駄目なんだ! こんなにかわいいのに!!」

岬「それはねーよ」

翠「何言ってんだ、俺ほど寂しがりな人間はいない。ウサギだから。寂しいと死んじゃうから」

紫「うさぎってさぁ、人が多いとストレスで死んじゃうんだぜ……」

「「……」」



紫「いやー、終わった終わった」

岬「いやこれ終わったのか? あっまって、俺のキムチ!」

翠「下げられたな」

紫「翠はちゃっかりお団子ひとくしキープしてるんだね」

翠「つい」

岬「わかってたならいってくんない!?」

翠「キムチ下げられたぞ」

岬「今かよ!! もう遅いわ!」

紫「あっまってあれ、何あれ?」

翠「……カメラだな」

紫「待ちたまえ君何処へ行く」

翠「父さん、実はカメラにうつると俺は死んでしまうんだ」

紫「ハーイ笑って笑ってー」

「「ちょっまっ……」」


パシャリ。


挿絵(By みてみん)


 ここまでご覧になってくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 今後もよろしくお願い致します。

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