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世の中には色々な事がある(1)

コレは日常編のうちのちょーっと長くなっちゃったものです。

見難くてすいません。

ヴヴン……



 低く唸る音で、翠は目を覚ました。音を立てずに体を起こすと、すでに紫は起きていた。

「おい……」

 息を潜めて彼女に声をかけたが、彼女の手でせいされた。

「……。静かに」

 簡潔にそういわれて、彼はなす術も無くただ頷いた。それは、彼女がいつもと違う雰囲気をかもし出していたからかもしれないし、このただならぬ音に緊張をしていたせいかもしれなかった。




ガシャアアアンッ!


 ふと唐突に聞えた破壊音に、紫は溜息をついた。破壊音は、何か花瓶のようなものでも割ったのだろう。甲高い音がした。

「……? 何だ?」

 首をかしげる翠に、紫が答える。


「岬。召喚術でも試したんじゃない?」

 呆れるように苦笑して見せた紫に、ああと納得する翠。


「そういえば昨日、召喚術が乗ってる本を見つけたとか喚いていたな……」

「それじゃん」

 まったく、と溜息をついてみせる紫はゆっくりと歩いて音の方へと向かう。

「岬、岬ィ? 頭も体も大丈夫?」






「どういう意味だ、それェェェエエエ!!」






けだるげな紫の言葉にもいち早く反応すれば元気な証拠。


「おう、げんきだな……あ”!?」














「「っだれかァァァアアアアア!!!」」


「っばか、やめろ、よぶなぁぁぁああああ!!」








   ――――――――――――




 ガタン、とライトが岬の顔を照らした。闇の中に映るのは彼のほかに、マコト、紫、翠、明楽、旅院、渉。

「さあ、カツドンだ。……食え」

「「「ふざけんな」」」

ドカ、と岬以外から殴られ蹴られ、明楽撃沈。



再び気を取り直して。

「……さて、はいて貰おうか」

どん、と威厳をあらわにマコトがはっきり言う。隣には睨みつけるように座っている紫、旅院、翠、渉。











「そうだね。……旅院、バケツ」



「そっちじゃないから、紫……」

紫のボケにも素早く反応、最近は突っ込みに目覚めつつある旅院を横目に翠がバケツを渡す。



「いや、イラナイから」

ばしんと旅院がバケツを振り払うと、それはガシャンと落ちた。

痛い、と小さく旅院を見る翠に彼は知らないフリ。


「それは置いておいて」

「捨てられたよ?」

仕切りなおしたマコトに言い返した旅院に彼から鉄槌一つ。


「酷いぃ、マコトさんんー! 可愛い子には手を出すなって教えられなかったんですか!?」

「可愛い子には旅をさせろ、なら教えられたぞ」


「「「しるか」」」

紫に素早く反応した翠へと、新たなツッコミ。






「―――気を取り直して」

「何したの、岬」







(もしかして、そういう趣味……?)


(いや、でも可愛いんじゃないかな! 身長高いのは気にくわねーけどな!)

(紫ィイイイイィィィイイイ!?)

(((良い笑顔……)))






(((けどまぁ……猫耳、似合ってるよ)))

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