表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/83

たまには息抜きも必要

「ああ、いい天気だなぁ……」

小さく呟いて、紫は後に倒れた。

真っ青な空が上にあって、横には翠と岬が座っている。


「……サボリって、初めてだ」

小さく呟いた岬に、紫が笑う。

「あはは、初体験じゃーん」

「いい体験だろ?」

調子に乗った翠もそういう。

はは、と苦笑した岬は返答することすら面倒臭くなっている。


「僕等だけじゃないよー」

ほら、と指差したのは青年二人。

紫達は校庭の芝生の上で寝転がっているのに対し、その青年二人は屋上のフェンスにもたれかかっている。


「……なんかS組でみたことあるような感じがするんですけど?」

「ふふふ、そうだね。一人はマコトさんだよ」

あの髪の長さとか、と笑って言う紫に、翠が言う。

「後一人は如月だな。如月、柚木」

ゆき、と紫は小さく呟いた。

「茶髪、きれいだねー」

下から見上げて、紫が言う。そうだな、と翠が呟いて、岬が苦笑。



「よし、行きますか」








   ―――――――――




「あ、あの雲……石に似てる……」

「夢がないな。適当に雲とでも言っておけ」

「まんまじゃん、マコト」

ぐうだらな会話をしている二人の耳に、カンカン、という鉄性の金属の音がする。

おそらく誰かが屋上へと、自分等の方へと来ているということなのだろう。


「……怒られると思うか」

「まあ、怒られるんじゃないか?」

冷静に答えたマコトに、けだるそうな彼は扉のほうを見た。












ガッシャーン!


「「……」」







蹴破られ、バウンドした鉄片を横目にする二人。

呆然、唖然……どれもちがう、それは呆れと訝しげのほうがあっている。

彼らは哀れな鉄片に成り果てたものから、犯人の方へと目を見やった。



「オイイイイ! なんで壊すんだよ!?」

「「いつかはすべて壊れるさ」」

叫ぶ岬に悟る二人。

犯人は一人なのだが、そこであえて乗るのが翠である。


「いやあ、こんにちはお二人さん! 偶然だね」

「偶然鉄片が当たったとかはないんだな……」

「おおい! そこで残念そうにするなよ!?」


「「……」」

騒ぎ立てる三人に、二人は無言のままもとの見ていた場所へと視線を戻した。

「……良い天気だ」

「そうだな」





(あれ、シカトされちゃったよー)

(はじめまして、宮部紫。俺は如月柚木だ)

(あ、はじめましてー)







そしてサボり仲間をゲット。




(柚木の茶髪って綺麗だよね)

(地毛)



(ははっそれくらいわかるよ)


今回初登場の如月柚木さん。柚と木でユキです。

肩より少し長めの茶髪をうなじ辺りで一つにしてます。


ぶっちゃけた話、柚木の名前は気にいってます。

(……ゆかりはむらさきだからなあ)


紫「ふふふ、その話はこんどね!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ