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授業中って手紙をまわしたくなる

お久しぶりです皆様……(泣

テストまで後少し……ああ、紫のように手紙を回すほどの余裕が欲しい……!!

「岬、岬」

ぼそぼそと言った紫に、岬が耳を傾けた。

紫の方を見れば、授業中にもかかわらず珍しいことに寝ていない。

当然のことなのだが、思わず拍手を送りたくなるほどである。

「……なんだ?」

小さく声を出して、岬が首をかしげた。

紫はにやりと笑う。



(……こういう時って、いいことないんだよな)

ははは、と乾いた笑いをして、岬は嫌な予感を感知していた。


「はいっ」










「……は?」










「おーい、進藤岬! 何処がわからないんだー?」

「いえっ! 超解ります! 解りすぎて困るくらいです!!」

いきなりのことに驚いていた岬に教師が気付き、尋ねる。

びくりと肩を震わせた岬が一気にまくし立てる。


はいはいじゃあ静かにしとけよ、と言った教師に、岬ははい、と小さく気まずげに答えたのだった。





“あはははは、ばっかじゃんー”




まわされた手紙。

岬はソレをぐしゃっとつぶし、居眠りをしている翠に投げた。

いて、と小さな小さな声が翠から聞こえ、紫と岬は小さくふきだした。


「ぶはっ!」

「おいこら、そこの二人組。何処に笑う要素があるんだー」

笑った二人にお叱り一つ。


「先生、笑うのはいいことですよー健康にいいんですよー」

ケラケラとわらう紫に、教師ははいはい、と適当な答え。





はん、と鼻で笑ったような声がして、二人は横を見る。


「「……」」

回された手紙を持て余している翠に、怒りが二つ。






 ば か や ろ う !


口パクで表した紫に、翠も悪乗り。


 な ん だ と ?


サウンド無しの会話(口喧嘩?)をしている二人に岬が目をそらす。



(……変人だ。この二人、絶対変人だ!!!)




「お―いそこの変人三人組。授業を何だと思ってやがる」

「えええええ!!! 何で俺も!?」

お叱りに勢い良く反応した岬が叫ぶ。


「ノリだ」

「どんなノリ!!?」

酷、と机を叩く彼にふん、と笑う二人。



「てめっ……!!!」







スコーンっ

「いたぁっ!?」





投げられた黒板消しが岬の頭部に直撃。

うおおお、と唸る岬ともどもお叱り一つ。




「三人とも立ってろ」












(何で俺まで……)

(そりゃあ俺に手紙投げつけたからだ)


(……なんで僕まで!!)



((お前が元凶だろ))




岬「っつうか、なんで俺だけ黒板けし投げられたの……?」

紫「当てやすかったんじゃない? よかったねー」

翠「オメデトー」


岬「棒読みィイイイイ!?」

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