仮免試験合格、そして……
火竜は、コウとアクアの気配に気付き目を覚ます。
「起きた?」
「これだけ離れていても気づくなんて……」
火竜は、2人に向かって突撃を仕掛ける。
「うわっ!!」
「きゃっ!!」
2人は火竜の体当たりの衝撃で吹き飛ばされる。
「やっぱり、竜だけあって強い……」
「コウ君!! 火竜が息を吐くわ!!」
「えっ?」
火竜は火を吐きだす。
「あちち!! こちらから攻撃しないと2人共やられちゃうぞ!!」
「コウ君!! 私が火竜の息を斬り裂くわ!! その隙に、1発決めて!!」
アクアはそう言うと、火竜の息に向かい、レイピアを振るう。
その速度は、火竜の息を真っ二つに斬り裂く。
「コウ君!! 今よ!!」
「任せろ!!」
コウはゴム鉄砲を構え、そのまま火竜に向かって放つ。
輪ゴムは火竜に当たり、火竜を一瞬で消滅させた。
「や、やった!」
「コウ君! やったね!! これで私達、仮免合格だわ!!」
アクアはコウに抱きついて喜ぶ。
「クックックッ…… まさか…… あの憎き者と同じ神具を使っている者がいようとは……」
2人の上空から声がする。
「っ……」
「……な、なに……?」
2人は声を聞いて、首元にナイフを突きつけられたかの様な寒気に襲われる。
「だ、誰だ!?」
コウはかろうじて出した声に、その声の主は目の前に降り立った。
「我が名は魔王!! かつて我を滅ぼした神具を使う者よ!! 貴様を殺しに来たぞ!!」
魔王が現れた。




