3限目 戦闘訓練
翌日。
とは言うものの、宝箱を開けたのが真夜中だったので当日。
「今日はモンスターと戦う! 一応、教習所敷地内なのでモンスターは教習所で飼っているスライムだ!! 各自、神からの加護でもらった武器を使うように!!」
「はい!!」
「……はい……」
周囲の元気な返事に対して、コウは気落ちした返事をする。
「たぁ!!」
アクアは、レイピアでスライムを撃破する。
「よし!! 良くできた!! 次!! お前だ!!」
「……はい」
「コウ君! 頑張って!!」
アクアはコウにエールを送る。
(……輪ゴムでどう戦えと……? 武器になる方法は…… あっ! 1つだけあるな…… 仮にも神具な訳だし…… やるだけ…… やってみるか……)
コウはポケットから輪ゴムを取り出し。
輪ゴムを人差し指の爪に引っ掻けると、親指を軸に小指に掻ける。
「お、おい!! まさか、アイツの神具って輪ゴムかよ!!」
「マジか!? よく、あれで勇者コースを選んだな?」
「しかも、あの構えってゴム鉄砲じゃね? マジウケる!」
周囲はコウの輪ゴムを見てクスクス笑う。
(……あぁ…… 恥ずかしい…… 死んで人生やり直したい……)
コウは赤面する。
「えぇーい!! 喰らえ!!」
コウは小指を弾くと輪ゴムはスライムに目掛けて一直線。
輪ゴムがスライムに当たり消し飛ばし、更に地面に当たると。
ドゴォォォォォォン!!
巨大な爆音と共に、スライムのいた場所にクレーターができる。
「!?」
その場にいた全員、輪ゴムの威力に真っ白になり固まる。
「えっ?」
1番驚いているのは、輪ゴムを撃ったコウ本人だった。
「な、何だぁぁぁ!? あの威力!!」
全員が驚愕した。




