1時限目 座学
第3教室に入ると、10人くらい人がいた。
(……この人達も勇者を目指しているんだ……)
周りを見渡すと、剣を持っている人や斧を持っている人、槍や弓、短剣と様々であった。
(……いいな…… 皆、ちゃんとした武器を加護してもらって……)
1人暗くなっていると、1人の女の子が話かけてきた。
「君も勇者目指しているんだ?」
「う、うん…… 一応今日からね……」
「そっかぁ〰️同じだね! 私も今日からなの!! あっ! 名前まだだったね! 私は『アクア』! 宜しくね!!」
「オレは…… コウ……宜しく」
挨拶をしていると、教室に1人の髭を生やした男が入ってくる。
「今日から勇者を目指す諸君!! 俺が教官だ!! 君達を一人前の勇者に育ててやる!! だが、今日は初日だ!! 勇者の心得を学んで今日の授業は終わりだ!! いいか!?」
「はい!!」
怒鳴る教官に、全員気合いの入った返事をする。
「じゃぁ、まず教科書を開け!!」
「はい!!」
全員、教科書を開く。
「まず、勇者とはだ!! そこのお前!! 読み上げろ!!」
教官はコウを指名した。
「はい!! 『勇者とは誰もが恐れる困難に立ち向かい偉業を成し遂げた者、 または成し遂げようとしている者に対する敬意を表す呼称として用いられる。 武勇に優れた戦士や、 勝敗にかかわらず勇敢に戦った者』です!」
「そうだ!! ウィ⚫ペディアにも書いてある様に、つまりはそう言う者を勇者と呼ぶ!! 貴様等はこれから勇者になり、成し遂げようとする意味では勇者と言っても過言じゃない!!」
「おぉ〰️!!」
教官の言葉に一同感動を覚える。
「次は、勇者のルールだ!! そこのお前!! 読み上げろ!!」
教官はアクアを指名した。
「はい!! 『勇者は他人の家に上がり込んだ際、タンスの中や壺や樽を壊して中を確認しなければならない! その際の破損について責任を問われる事は一切ない。』」
「そうだ!! 勇者は他人の家に上がり込んだ際は、その家の人が用意してくれたアイテムを持ち帰る事が許されている!! もし、これが他の職業で行った場合は器物破損、不法侵入で役人に捕まり、裁判にかけられると思え!! わかったか!?」
「はい!!」
「よし!! 今日は初日だ!! ここまでとしよう!! 各自、今日学んだ事を忘れるな!! いいか!? 泊まり込みの生徒は、夕飯は18時からだからな!! 遅れるなよ!!」
「はい!!」
座学も終わり、コウは家へと帰る。
(……なんか…… 想像してたのと違う……)




