わたくしの婚約者~ストーカー令嬢視点~
天の声的なものが一部入っています。毎度の事ながら、日本語しかしゃべれないのに日本語が不自由なので誤字脱字など含めて読みにくくなっていると思われますので、それでもいいよ。と言う奇特な方は是非お読みください。
ついに、あのお方と婚約することができましたわ。
申し遅れました。わたくし、ストコカ家の次女、ユミナ・ストコカと申します。
一応公爵という地位をお父様が担っております。
公爵といいましても昔の手柄にしがみついているだけの地位ですわ。
我がストコカ家は、現在の王国への貢献度など微々たるもので、返上すべきかもしれませんが、貴族社会でいらないものでも下手に返すということも面倒事が多く、返上すると領地も返上すべきとなると、領民には長年の情もありますし、王家の恩情に甘えているのが現状ですわ。
しかし、このしがみついた地位を恐れ多くも利用し、ヒガイル・ラングドシャ様の婚約者という地位を頂けたのは、この地位にこれほど感謝したことはありませんわ。
王家の恩情に少しでも応えることが、公爵家と言う地位を利用したわたくしの勤め。ヒガイル様のお役に立つことが婚約者としての喜びですわ。
あぁ。恐れ多くもヒガイル様の事より、わたくしの事ばかり話してしまいましたわね。
しかし、ヒガイル様の事をお話しするのには、少々長くなりますが、よろしいですか?
あの方の事を話すには、区切るのはあまりお勧めしないのですが、しかし皆様も日常生活がおありですものね。続けて読んでいただいても3日(一生懸命まとめましたのよ)はかかるかと、話数を区切らないと皆様大変ですわよね。
『『打ち込むのも大変なのでやめてください』』
あら、どこからかお告げのような声が聞こえましたわ。根性の無い管理人のようなものらしいですわ。根性が無いことは更新日だけでわかりますわね。
まぁ、この根性なしが更に根性なしになると、ヒガイル様の武勇伝をお伝えすることすらできなくなるので、ほんの一部のお話だけさせていただきますわ。
ヒガイル様は、透き通る金の御髪に、青い瞳、白馬が似合うまさに王子様と言う方ですわ。白馬の王子様と言う単語はあの方のための言葉だと思えるほどで、あら、星の王子様もあの方の為のような言葉ですわ。
少々中世的な顔立ちですが、世間で王子より騎士の方が好き。と言うご婦人も安心してください。とても努力家で武芸の稽古もとても楽しそうに行っているんですわよ。きっと素晴らしい剣術を身に着けていただけますわ。
学業はまずは体験することを重きにおいていらっしゃいますわ。色々な方とお話になり、同調し、参考にしておられますわ。本からは一人の作者の意見しか取り込めませんものね。とても効率的ですわ。
お若いうちから社交界にも明るく、積極的に参加されていますわ。欲深な方とのやり取りなど疲れることも多いはずですのにとてもにこやかに、疲れるようなそぶりは全く見せませんの。王家の婚約者としてはしっかりお手本にしなければなりませんわね。
わたくし、紙の色が暗いので少々、暗く見られることもありますの。まぁ、我が家は皆同じ色なのでわたくしだけの問題ではありませんが。
とても、臣下のことを大切に思っていらして、とある子爵家のモノが新しく馬を手に入れたことをいち早く察知してそれ以上の馬など王家の所有地にいくらでもおりますのに、見せてほしいと声をかけていらしたの。
子爵と言う地位で王子を招くなど、まずありえないことですわ。欲深な自分の価値を地位などでしか見られないものがそのことを知ったら、その方がどんな目にあうか。
深くお考えだったのでしょう。その日のうちにその子爵家へ伺う行動力。貴族の権力争いに、身の丈に釣り合わない交友関係はデメリットが多いですわ。
しかし、ヒガイル様は子爵家の問題を感じていたのでしょうね。
その子爵家が手に入れた馬は王家の馬には及びませんが、とても子爵の地位では手に入れることが困難なほど素晴らしい馬でしたわ。
その他にも、幼い娘の地位には見合わないドレスとお茶会の開催回数など気にかかるところは多くありましたわ。
それに比べて、子爵領からの今年の税収の少なさが目立ちますの。今年は酷くは無いが夏に干ばつがあり、王国全体に税収は低いので国全体での報告書としてはあまり気になりませんわ。
しかし、あの土地は広大な森と造林業の技術があり、薪や炭などの産業もありますの。農地のみでは干ばつで打撃もあるが、薪は乾燥が速ければ、早く出荷できますし、雨の心配が無ければ屋根以外のところでも保管できれば一時的に多めに伐採することもできますわ。
農地での税収に多くは頼っているだろうが、他に比べて余裕があるはずが、近隣の領地と同じぐらいの減収率、むしろ他よりも税収は減っている印象もありますわ。
明らかな不正の証拠はございませんが、見る人が見ればかなり怪しいですわね。
しかし、ヒガイル様は情け深い方で、わざわざ「友人」と言う立場で訪問なさり、幼い娘の無垢な笑顔を眺め子爵、子爵夫人の良心に訴えかけたのですわ。
証拠や証言で追求し、裁くことも出来ますが、人の心は偽れませんものね。
税収の変化は今年だけですし、大方、ご子息の進学にかかる費用のついでに少し欲が出たようですわ。
子爵は学生時に、僻地にある領地を理由に田舎モノ扱いされた過去もございましたから、ご子息にはと欲が出てしまったのでしょう。
わたくし、ヒガイル様の地位に関係なく全ての臣下にお心配りをして、なお、間違いを正すことを裁くのではなく、自らが間違いを悔い改めるように導く。そのお心にとても感銘を受けましたの。
ですので「全ての王族として臣下を分け隔てなく見ることはとても素晴らしい。」と、興奮してしまいましたわ。
本当にごく一部の出来事ですが、ヒガイル様の懐の深さを実感できる出来事ですわね。
あぁ、ヒガイル様はご自身の業績などおっしゃいませんわ。なぜ、わたくしがこの事を知っているかはわたくしがヒガイル様のお心に寄り添うべく行動しているだけですわ。
ヒガイル様の側近から少し話を伺ったので、興味を持たれた馬、お菓子、ご息女、お茶会を調べただけですわ。馬の購入金額、維持費、お茶会の開催費用、ご息女の衣装、化粧、香水、普段の生活費、領地での様子、普段の食生活、いかにして純真無垢なご息女が教育されているかなどを簡単に調べて教育方針の素晴らしさを誇りに持って欲しいと励ましましたわ。
少々、顔色が悪いと思いましたが、ヒガイル様のお心に触れて己を恥じているのでしょうね。領地に戻り誠心誠意王国に尽くすとおっしゃっていましたわ。税収報告を正し、家財を売ってまで返金していましたわ。
あぁ、言い忘れましたわ。
ヒガイル様の側近候補と言っても付き人ですが、その者はコトスカ家の遠縁で、わたくしと共にストコカ家で幼い頃から学んできた者ですの。10歳の時に懇意にしている伯爵領の次男に養子に出しましたの。
ヒガイル様の力が分散するようにと、表向きの派閥では伯爵領とは対立していますが王国を思う気持ちは同じですわ。
伯爵領にもヒガイル様にも、ご迷惑がかからぬよう、お父様はかなり熱心に教育なさっていましたわ。優秀な側近になってくださいまし。
天の声の言うとおり、根性なしの私を冷たい目で見てやってください。喜びます。
相変わらずののろまで続くと思います。第三者目線は側近を使おうかと・・・
恐れ多くもブックマークまで付けていただいた2名の方には多大なる感謝を(土下座)ノロマに冷たい目で見てやってください。




