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日記(ライト1)

適当にこんな感じで日記を放り込みます。

SIDE ライト


2日目

まずは、我輩について説明しよう。

ライト・キッシュ

性別は男性だ。

"各種魔法を使える剣士で貴族"と書いたが、事実である。

ただ、どれもこれも中途半端ではあるのが否めないのだ。

所謂中級レベルの能力しか持ち得ない、我輩の目下の悩みでもある。


それゆえに、実力を見る目はあると自負しておる。

貴族の爵位は、騎士爵と最下級ではあるが、親の大勲功により我輩の子供にまで与える事ができるらしい。

まあ、興味はないから地位だけ利用させてもらうがな。


しかしだ、今のこれは仮の姿。

我輩は後世に残る邪悪を残す事を至上の目的としている。

その理由はいずれ記する事もあるであろう。


~~~

3日目

わが右腕でもある、レーベン・タルトについて説明しよう。

男性の魔法剣士だ。

剣術は一流一級品で、傭兵でも食える程の能力を持つ。

冒険者をする前は、用心棒等をしていたそうだ。


そして、軽度ながらも魔法を使う。

殆どが補助的な魔法なのだが、下位のものならば普通の魔法も使えないことはないらしい。


それだけではなく、知識が深いのだ。

片田舎に住んでいた時のじいさんからの受け売りとよく言うが、そのじいさんはおそらく隠遁した賢者である隠者であろうと推測している。


いずれ、我輩の偉業にも力を貸してくれると信じている。


~~~

4日目

レイブ・ムースは元男性戦闘奴隷、所謂いわゆる剣闘士だ。

某所で行われた大会で準優勝をしたレイブを親父が我輩の護衛にと買い入れたのが始まりだ。


実際、戦闘では大剣を軽々振り回す様は、鬼神の如くだ。


普段は寡黙だが、護衛として周囲に気をつけていることから職務に忠実なのだろう。

ちなみに、今は奴隷紋を解除している。

※奴隷は魔法で描いた刺青、奴隷紋を持つ


我輩に付き従う剣といってもいいであろう。


~~~

5日目

聖女アルナ・ラフティ

太陽神の神官であり、聖女でもあり、いろいろと鬱陶しい女でもある。


我輩に気があるようなのだが、我輩としてはもっと色気のある女性のが好みなのだ。

色街に行こうとすると止めてくるし、色っぽいおねーさんと懇意になろうとするとくっついて邪魔をしてくる。

まったく、見当違いも甚だしいのだが、神官としての能力は一級品なのは確かだ。


故に、冒険者仲間として認めているのだが、やはり自由がないのは少々辛い。


~~~

6日目

魔女ルーシー・スフレは、どじっこだ。

錬金術と魔術をたしなむ彼女の能力は高いのだが、いかんせんあちこちで転ぶ。

しかし、物を壊すことはない。

一度、研究室に言ったのだが、器具全てが衝撃耐性つけられていたのには唖然としたものだ。


いずれは、研究室で怪人のようなものを作ってくれないかと期待しておるのだが、まだそこまで至っていないようだ。


また、レーベンと同じく、知恵袋的な存在でもあるな。


~~~

~~~

16日目

依頼者でもあるマッシュと対面した。

我輩が考えていたような、私腹を肥やしてぶくぶくに太った肥満体ではなく、禁欲的で精悍な印象を受ける男であった。


有力者ではあるが貴族ではないらしい。

しかし、我輩は彼こそが貴族として相応しい態度だと感じ入っておった。


元々は自分の親達の不始末とはいえ、住民に被害をださないようにする責任感。

後顧の憂いをなくすための行動力。

そして悪感情を自分のところにコントロールする為の扇動的な言動。

中々に、人々の心理というものを判っている、勉強している男のそれであった。


我輩としては、このような男がただの有力者で終わるのはもったいないと思い、ポトフトフ家の調査と昇爵を親父を通じて行おうと考えている。


邪悪であろうが、正義であろうが、自らに芯を持ち行動できる人間にはそれなりに敬意をはらうのが我輩のやり方だ。


~~~

17日目

我輩の配下に魔物が加わった!

これは素晴らしく順調な滑り出しだといえる。


魔物を配下にするなどと、もう少し先の事だとおもっていたのだがな。

それに、普段は犬にしか見えないのも素晴らしい。


ルーシーに確認したが、覚醒進化した個体は60年位生きるらしい。


それにしてもマッシュは以前から準備していたようだな。

一般販売していない犬系統の避妊薬を準備もなく翌日に渡せる訳がないからな。

確かに今はまだ増やすべきではないことには同意だ。

いずれは、増やすにしてもやはり確実に純粋な"ヘルハウンド"を見つけてからのがいいだろう。


マッシュの意図とは違うであろうが、有効に使わせてもらう。

ただ、約束した手前、増やしてもあの区画には"ヘルハウンド"を入り込ませることはない。


~~~

18日目

子犬の名前はハウルとなった。

レーベンが魔術師みたいだと呟いていたが、そんな名前の魔術師は居ただろうか?

我輩が知らないだけの可能性もたかいから黙っていたが。


何はともあれ、今日は依頼の完遂と新しい仲間の為に、ちかくの酒場で祝いをする事となった。

ハウルはヘルハウンド⇒ハウンド⇒ハウリング⇒ハウルといった感じで名前つけました。

某有名なアニメ映画は関係ありません。


ライトは日記に真面目にかいてますが・・・・・・タグに中二病を入れた方がいいかもしれないなと思う昨今です。


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