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○いつでもどうぞ
「私の国は、トラッキアスから攻撃を受けて、非常に困り果てています。
皆様と同盟を結び、一刻も早く集結を迎えたいのです」
「お姉様の為なら私は協力しますわ」
「俺もだ」
「僕、参加、する…」
従者の話をきかずそんなこと決めたって、内戦が起こるだろうに…。
「嬉しいです。
でも、よく話し合って決めて欲しいのです…。」
「俺は今の力がみたいな、リリアちゃんだっけ?」
野性的な雰囲気を醸し出す、その国王は私と目が合うと笑った。
「戦力の数が聞きたいだとか、重心の力がみたいだとか、そういう事では無さそうですね。」
「あぁ、見たいのはリリアちゃんだよ」
「ホーク、私のダガーを取って頂戴。ラッセは日本刀を」
「「はい!」」
短剣をしまい、日本刀を腰に差す。
「珍しい武器、使うんだな」
「1対1でしょう?」
クオーターだから、と軽く笑い闘技場に案内する。
その部屋の冷たい床に足を踏み入れた瞬間、長い髪がなびいた。
おばあ様とその従者の先生に習った剣技で|遊ぶ<・・>のはひさしぶりだ。
「いつでもどうぞ」




