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●驚いた
驚いた。
あの駄犬を封じるなんて。
少し傷付いたリアはヘラッといつものように笑った。
周りからは色々な声が漏れる。
一番驚いていたのは、駄犬だ。
「もう一回、もう一回お願いします」
急に駄犬の目つきが変わった。
俺が間に入ると、リアは俺を越えて笑っていいよ、といった。
さっきより激しい駄犬の動き。
それをすべて拳で消滅させる。
そして、手首を持って…。
駄犬は反転した。
「大丈夫?合気道なんだけど、ひさびさだから加減出来なくって。」
「いや、大丈夫っす。」
リアの手を持って立ち上がる駄犬に嫉妬する。
リアはそんな俺を見て、きょとんとして少しして笑った。
「鷹、変な顔。」
リア「疲れたー」
鷹「怪我してない?大丈夫?あっ背中!擦れてる!!手当て手当て!」
リア「(…過保護)」




