表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/89

はじめに。


 さて。


 これからここに書くことは、まあ大体、このとおりに起こった。


 もちろん。


 私が見ていない部分については、信頼に足る、あるいは足らない人物からの伝聞であるし、私を含めた人名その他の固有名詞にもそれぞれ若干の変更を加えてはいるのだが、それでも。


 はなればなれの家族は再会し、仮の父と娘は絆を確かめ合う。


 自身の死をも預言した男は、それでも使命を遂行し、世界を消さんとした殺人鬼の野望は、英雄たちの手により食い止められる。


 朝日はのぼり、夜がおとずれ、星もない暗闇を経てのち、運命の恋人たちは新しい生命を迎え入れる――とか、まあ、そんな色々が。


 なので、ここから先、私の筆が折れたり、暴走を始めなければ、きっと、これら物語の諸々を、私は書き、語ることになるのだろう――そう願いたい。


 そう。


 なのでお話は、その第一歩として、ある男の、こんな叫び声からはじまる――


「うっわぁああああああああ!!!」



(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ