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異世界の聖女は何をする?  作者: 笛伊豆
第二十九章 聖女、旅立つ

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370.誰か死んだの?

「レスリーも遊びじゃないでしょ」

「レイナ様の追っかけと思われているみたいです。

 間違ってないですが」

 さようで。

 確かにレスリーはもう組織や上司の命令で動いているわけではなさそうだ。

 むしろ強引に自分から立場を作ってレイナの侍女とやらに収まってしまった。

 シゴデキだな。

「これから一緒に観光ですとか言ったら何と言われるか」

 嬉しそうだな。

 案外(サド)なのかもしれない。

 その後もレイナとレスリーは色々と話した。

 敢えてこれから行く予定の何とか言うお城だか修道院だかの話はしない。

 勢い、レスリーのテリトリーであるヲタク系の話になって、レイナはまた新たな世界を教えられた。

「実は劇場アニメという分野がありまして」

「それは知ってる。

 ヒットしたテレビアニメって大抵劇場版が作られるよね」

 レイナはまだ映画館に観に行ったことはないが、今や長編アニメが次々にヒットしているらしいことは知っている。

「それもそうなんですが、実はテレビと関係ないところで作られて映画館にかけられるアニメ映画もあるので」

「それも知ってる。

 隕石が落ちてくる奴とかタイムトラベル物とか」

 テレビでも放映されたので観たことはある。

 てっきり30分で終わるのかと思っていたら2時間以上終わらなくて焦った。

 お菓子やコーヒーが切れたのに面白すぎて席を立てず、とうとう最後まで観てしまった。

 後で録画してから観れば良かったことに気づいたけど後の祭りだ。

 それ以後はまず有料チャンネルを確認してから予約録画することにしている。

 観るときは放映時間を確認して十分なお菓子やコーヒーを用意してからだ。

「それがどうかしたの?」

 聞いてみたらレスリーはスマホを弄ってから動画を見せてきた。

 YouTubeらしい画面ではアバターが何か話している。

 日本語だ。

「これは?」

「偶然見つけて面白かったので。

 爆死した劇場アニメの紹介動画なんですが」

 画面に大きく「爆死」と出ていた。

「誰か死んだの?」

「売り上げが。

 制作費すら出なくて大赤字だったアニメのリストです。

 なぜ売れなかったのかの理由というか推測も出ています」

 そんなものが。

 売るためには何でもするな。

 人の不幸もお金のネタか。

 興味がある。

 人並にはゲスなレイナであった。

 しばらく見ていたがまったく知らないアニメばかりだった。

 ていうか聞き覚えはあるのだが見た覚えがない。

 それはそうか。

 劇場用だとしたら映画館でしか上映されていないはずだ。

「全部知らない」

「それはそうですよ。

 これは最新版というか、ここ数年で公開上映されたもののベスト、いやワーストですから」

 レイナからスマホを取り上げたレスリーは慣れた様子で操作した。

「はい。

 これがここ十年くらいの間に公開された爆死アニメです」

 さっきと似たような動画が出てきた。

 最初に出てきたのはつい最近テレビで観たアニメだった。

「あ、これ知ってる」

 劇場用アニメなのにテレビで放映されていたのか。

「こういうアニメは大抵、有料チャンネルで配信されますから。

 テレビでも観られます」

「あれ?

 でも私、確かこのアニメって普通のテレビ放送で観たような」

 未だに違いがよく判らないのだが、日本のテレビには地上波とBSという系統があってこのアニメはBSの方で放映された気がする。

「劇場公開アニメも終わってしばらくするとテレビに出るんです。

 もっとも売れなかったものに限るみたいですが」

 レスリーの説明はよく判らなかったが、こういう長編アニメは基本的にはまず映画館で上映されるそうだ。

 そのために作られたんだから当然だけど、なので当然入場料の売り上げが利益になる。

 それ以外のパターンも色々あるそうだけど、最近は最初から有料放送で配信されることもあるとか。

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