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61.貧乳を気にしている子
おかしい。何故ここまで条件に合致している人物が目の前にいるんだ。もしかして逆か?俺の性癖がコイツに染まりつつあるのか?
「おっぱいはCかDじゃないと嫌だな」
「なんでそここだわるんですか」
「貧乳とか巨乳じゃなくて、俺は美乳が好きなんだよ」
全体のバランスとかくびれって大切だと思うんだ。
すると、アラザンは自分の胸元を見ながら。
「まあ、私には胸板も何もありませんが……」
ふてくされているようで、悔しそうな言い草。自分で言っておいて恥ずかしくなったらしく、そっぽ向いてしまった。
「貧乳を気にしている子とかも良いかもしれない」
「ちょっと待ってください何を見てそう思ったんですか」
その間、外野は遠い目をしていた。
「ワシらがいること忘れとらんかあの馬鹿ども」
「二人だけの世界ってやつやねえ」
「……二人とも疲れている可能性があるな。休暇申請を出しておこう」
そしてアラザンに少し調べてもらったが。合致する女の子がいなかったのは、言うまでもない話。




