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38.新メンバー登場

 朝夕は冷え込み。制服も長袖に新調する今日このごろ。

 本部からの、新たな派遣員と顔合わせをすることになった。


「どーも、クロミツっていうネ。よろしくなのネー」

 ふわりと広がる、セミロングの黒髪。そこから伸びる、猫耳。だぼつく白衣の袖をひらひらとさせる様子は、見た目の割には子供っぽい印象を受ける。白衣の襟には、きっちりと銀の記章を付けており。この女性が新しい派遣員と思うと、少し驚いてしまう。

「戦闘には参加しない、後方支援員ということで合っているか?」

「そうネそうネ。ダークポーションの製造とか管理とか、みんなの武器メンテナンスがメインネ」

 ボスが、書類を確認していく。

「武器っつっても、結局ほぼ使ってないけどな。強いて言えばコイツがゴキブリを冷凍するくらいか」

「それ言わないで下さい恥ずかしいです」

 俺は結局、防御役な分、武器を取って戦うことも少ない。得意な武器はあるといえばあるが。

「それは良いことネ!僕、仕事少ないほうが嬉しいヨ」

 就任当日にそれ言っちゃって大丈夫なのだろうか、と心配になった。


 そしてまた住居の問題が挙げられたが、そこは既に解決済みらしい。なんと一軒家を借りる契約をしているとのこと。いったいいくら積んだんだよ本部……。

 そんな金があるのなら、まず俺の新居を……いや、今下手に引っ越すとアラザンがくたばる気がする。何だかんだ言って甘やかしてるからな。どうしよう……。

 すると、クロミツがふと俺を見て。

「君がガナッシュ君ネ?耐久力部門の」

「え、ああそうだけど」

「新しいプロジェクトのデータ集めに、君のサンプル欲しいノ。いいかナ?」

「お、俺で良ければ喜んで」

 正直、こういう場面で選ばれるとは思っていなかったが。俺に資質があるのかなと思うと、ちょっと嬉しい。

「お主タフじゃからの。人体実験じゃろ」

「クロミツちゃん、あんまり痛いことはせんであげてな?」

 え、まさかのそっち方面疑惑。どうしよう、怖いことされるのか……?

「クロミツさん?そういうわけじゃなよな?実験台とかじゃないよな、な!?」

「……お楽しみ、ネ」

 黙ったままにこりと微笑むクロミツ。あ、これ絶対何か裏があるやつだ……。

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