表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/224

10.デブらせるのが目的

 さて、どうして我々は魔法少女と戦っているのか。世界征服を目指しているのか。


 その目的『世界中の人間をデブらせること』にある。

 ……笑わないでくれ。これでも大真面目なんだ。

 夜食、間食の推奨は言うまでもない。というより、我々の支配対象が『人間全員』であることが重要だ。

 そう、いずれは流通システムを掌握し、星の裏まで高カロリーお菓子を行き渡らせる……という壮大な計画。

 そのために、戦闘がない日はフードロス削減ボランティア、国際慈善団体への寄付など。色々やっているのである。この世界での基準は知らないが、はたしてこれは悪なのだろうか。

 ……まあ、きな臭い事情も感じているが。そこは無視しておく。


 帝国は特にお菓子に力を入れている。パンが無けりゃケーキを食え、という古い言葉としてこの世界にあるらしいが。欲しいと思う前に口に入ってるくらいのデブの生活基準を実現するのが我々の目標だ。

 ……その代表たる派遣員にデブがいないのはどうなのだろうか、と思うが。これは選抜基準が原因である。まあ、ボスは最近ちょっと下っ腹が出てきたとか……それは別に言わなくてもいいか。


 しかしながら、この世界にどのような甘味があるのか、まだよく分かっていないのが現状。そういうわけで、知らないなら食いに行け、というお国の精神で。

 今日は、人間界のお菓子を調査するのが仕事だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ