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94.同担拒否過激派 

「では一発芸をします」

「もう何が来てもツッコねーぞ」

「メスガキやります」

「お前メスでもガキでもないだろ」

 言ったそばからツッコミと爆笑が止まらない状況になっていた。俺も酔ってきてるなこれ。コイツのピッチが速くて引っ張られてるのか。

「ざーこざーこ♡派遣員最弱♡人気投票最下位♡女の子に椅子にされて、応援されたら喜ぶド変態♡」

 わざわざミーティアボイスを使っての罵倒。思っていた以上にぐさりとくるワードとクオリティーにダメージを受けた。

「やめろピンポイント悪口!俺泣いちゃうよ!?」

「泣いちゃったら私がよしよししてあげましゅから」

 なんというマッチポンプ。質悪いことこの上ない。

 とろんとした目と桃色に色づいた頬はなかなか可愛いが、言ってる内容がえげつない。


「ガナッシュ推しなんて私だけでいいんれす……他のファンなんていらない……」

「急に病みっぽいこと言うなあおい」

「何で他の子なんかに優しくするんれすかコノヤロー!ドスケベ雄っぱい!」

 推してくれるのは純粋に嬉しいが、同担拒否過激派でセクハラ発言してくるファンってほんと悪質だと思う。


 その後二人して力尽きて床で寝落ちして。記憶もふわふわになり、動画をみてみるとひどい醜態が収められており。合意の上でそっと削除した。いやだっていつの間にかお互いパンイチで叫び合ってるとか恐怖映像じゃん。


 昨日はうるさかったね、とシノに笑われ。忘れてくれと嘆願したのは余談である。

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