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作者: まえとら

私の終活。

私はお気に入りの日本酒を一杯。最期の盃かもしれない。

遺言書も書いた。よいしょっと。

あとはこの世からサヨナラだ。

私が瞳を閉じたその時、ピンポーン。インターフォンが鳴った。ドアミラーで覗くが誰もいない。すると、トントントン。ノックの音がした。扉を開くと誰もいない。扉を閉じようとすると扉の下に何かいる。

ぬいぐるみが扉をつかんでる。

私はねぼけているのかな?

再び扉を閉じようとするが、間違いない。ぬいぐるみが扉をつかんでいるではないか。


そういえば、このぬいぐるみは見覚えがある。

子供の頃、肌身離さず持ち歩き、寝る時も一緒だった。

あの日、手放したぬいぐるみではないのか。

私は、そのぬいぐるみに話しかける勇気がなかった。


「おむかえにきたよ」

私は気を失った。



気を取り戻し目をひらくと。

あの頃のように、ぬいぐるみと一緒だ。

ここは・・・

ぬいぐるみに手をひかれて。

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