2.百貫姫にまつわる三つの物語
王子さまにお願いがございます。
それでもどうかわたくしに、望むだけの食べ物を与えてくださいませ。
◎作品タイトル
百貫姫にまつわる三つの物語
◎作者
楠瑞稀 様
◎ジャンル
童話〔その他〕
◎あらすじ
「いったいそりゃいつの話だい。確かに昔は、お客さんが言うとおりの美しい都を誇る国だったよ。だけどそれも、俺達が愚かだったせいで全部失ってしまった。百貫姫と一緒にな」
痩せて、顔色も悪い店主は、疲れに耐えかねたように傍らの椅子に腰を落とす。
「なんだい、詳しく聞きたいってか? 仕方ねぇな。愉快な話って訳じゃないが、足りない飯の代わりに教えてやるよ。昔、この国には百貫姫と呼ばれるお姫様がいたのさ」
目方にして百貫、ぶくぶくと肥え太ったみっともないお姫さま。夢のように美しい都にある、ピカピカに磨かれた城。痩せて貧しい小国の王子さま。
それぞれを語る、とある大陸の三つのお伽噺。
◎タグ
古典恋愛 冬童話2013 ほのぼの めでたしめでたし 食べ過ぎ・太り過ぎは あなたの健康を害する 恐れがあります。 ハッピーエンド
◎個人的オススメ度
☆9
◎レビュー・感想
むかしむかしあるところに
昔、この国には百貫姫と呼ばれるお姫様がいたのさ。
目方にして百貫、ぶくぶくと肥え太ったお姫さま。美しい都にある、ピカピカの城。痩せて貧しい小国の王子さま。
それぞれを語る、とある大陸の三つのお伽噺。
童話というあまり検索したり注目しないジャンルにある、ちょっと感動的なお話。シンデレラの様な成り上がりストーリーではなく、地味でけれども心を尽くす百貫姫のふくよかで福与かな物語です。
小説は百貫姫、百貫姫の国、王子様の3つの視点から書かれていています。
登場人物には名前がなく、まるで絵本にもなりそうな内容で、シリアスな場面も大きな山や谷がある場面がある話ではないけれども、たった1万5千字で人は感動できるということがわかる短編です。
たった1万ちょっとの文字数の話なのに良くまとまっていて非常に読みやすいです。短編は連載と違って検索トップになかなか出てこないためか総合評価が低いですが、今のなろうにあふれてるありふれた物語とは全く違った面白さ趣深さを感じられる作品、作風です。
作者様はこの作品の他にも様々な小説を書いてみえるので、これを機に一度訪れて読んでみてください。
◎作品傾向
シリアス☆1
戦闘傾向☆1
恋愛傾向☆5
チート性☆1
◎作品情報
完結済短編
文字数 14,668文字
ブックマーク 472件
総合評価 1,433pt
初掲載日 2013年 02月08日
作品URL
https://ncode.syosetu.com/n2305bn/