1. 男の子、森の中でヘンテコな生き物を見つける
コロナの影響でまた小説を書き始めました。
良かったら、読んでみてください。
1. 男の子、森の中でヘンテコな生き物を見つける
ミュウ、ミュウ…ミュウ、ミュウ…
どこからか細く弱々しい鳴き声が聞こえてきます。少し鳴いては止み、また少し鳴いては止むか細い鳴き声は、自分がなぜ鳴いているのかもわかっていないようでした。生きることを望み、無意識に助けを求めている声の主は、自分の声が誰かの耳に届くことを願っているようでもあり、恐れているようでもありました。
森の中を歩いていたリューイは声の主を探して、辺りをキョロキョロと見回しました。
――どこ?
先程まで頭上で囀っていた鳥たちは、歩みを止めたリューイを警戒して静まりかえっています。先程の鳴き声も止んでいます。
リューイはもう一度、キョロキョロと辺りを見回しました。森の中では木々に遮られて音の方向が掴みづずらいのです。
リューイは小さな鳴き声も聞き逃すまいとじっと立っていました。すると、またしても小さな鳴き声が聞こえてきました。
ミュウ、ミュウ…ミュウ、ミュウ…
リューイにはその声が、「ここに居るよ!助けて!」と言っているように聞こえました。
――この声って、もしかして…
子供が対象の物語なので、不適切な表現は一切含まれていません。