月島雄一郎はラノベ作家である⑤
何?この作品の、どこにも優雅さが無い?
ならば、その目でしかと見よ!!
月島雄一郎はラノベ作家である。
今日は、家から出て近くの喫茶店のかふぇてりあでお茶をしている。
「すみません。」店員を呼ぶ。
「はい月島さん、いつものでよろしいですか?」店員が笑顔で対応してくれる。
俺も常連になったものだ。のんびり町行く人々を観察しながら例の物を待つ。
びゅお~~~。
強い風。
ふん、白か。
ミニスカートのお姉さんが、目の前を通る。
――
「お待たせ致しました。」店員が例の物を運んで来た。
だが…
「すまないが、これをテイクアウトにしてくれないか?」
今の私には、時間が無い。
「はい?解りました。マスター!ウインナーバナナオレ、テイクアウトにして欲しいそうで~す。」
急なお願いに、嫌な顔一つせずに、店員は対応してくれた。
急がなければ、このインスピレーションがとける前に…。
今なら、良い作品がかけそうだ。
今日はゲームは、…無しだ!!
こうして、月島雄一郎の優雅なる1日は過ぎ去って行く。
この作品は、フィクションであり登場人物は架空の人物である。
…何のインスピレーションなのやら。