最強職
今作品2話目ができました!
読んでる方はとても少ないかと思われますが...
今回も感想ご意見よろしくお願いします!
「え...なんですかこのステータスは。」
案内所のお姉さんは俺をニ度見した。
役職適性を調べるため、俺のステータスを測っていたお姉さんは
「こ、これはありえないですよ。なんでこんな...」
と驚きを隠せないと言わんばかりの反応をした。
「え?俺のステータス神ってる?」
調子に乗った俺は軽い気持ちで尋ねると
「まあそうですね。全ステータスがカンストしてます。」
は?おいなんて言ったよ?カンスト?俺やばくね?
「じゃあ俺何でもできちゃうって感じ?」
「そうですね。しかも世界に一つだけしかないオンリースキルまであります。」
オンリースキルってことは俺しか習得できないスキルってことだよな。
「えっと...どんなオンリースキルですか?」
俺は不安と期待を込めて尋ねた。
「固有名が『ダブルセイバー・ツイン』ですね。これは強いのレベルじゃないですよ。」
「そんなやばいんすか。どういった効果で?」
「剣を利き腕ではない方でも同じように扱え、威力が2倍になるって感じです。」
それやばくないか?俺のステータスはカンストだぞ?カンストの2倍が両手で使えるってことだよな。
「なら、俺はやっぱり剣士ですね。」
お姉さんは俺を見つめ
「そうなりますね。ぜひとも魔王を討伐してください!お願いします!」
そう言われたらもうやってやりますよ。
「任せてください!」
お姉さんは紙を差し出し
「冒険者カードとなります。あなたは剣士の最強職『ソードマスター』です。」
なんと異世界に来て1時間もしないうちに最強職となりました。
ピクシーに報告すると
「それはすごいですね。では剣を買いに行きましょうか。多少のお金はありますよね?」
「ああ、まあほんとに初期装備が揃うくらいだけどな。」
そんな軽い気持ちで装備品売り場へ向かった。
装備品売り場がある商店街にやってきた。装備品売り場を探そうと思い商店街に入ると...
〈おめでとうございまーす!〉
突然威勢のいい声が聞こえた。ん?おめでとうございます?
すると奥から男の人が歩いてきて俺達に向かってこう言った。
「おめでとうございます。あなたがこの商店街の123456789人目のお客さんです!商品として商店街で使える100000コイン分の商品券をプレゼント!」
「何でそんな数字なんだ...え、100000コイン!?」
俺の所持コインは1000コインだから100倍のコインを入手してしまったようだ。そうか、俺は運もカンストしてるのか。
「どの店でも使えますから、よく考えてご利用ください。」
もう使い道は決まった。売り場で最強の剣を買おう。いや、お釣りが来るぐらいじゃないか?
俺は装備品売り場に駆け込み店主に訪ねた。
「ここの売り場で最強の剣はどれだ?」
店主は
「この『魔剣ライジングクラッシャー』だな。まあ75000コインだからこの街で変える奴はいねえけどな。ワハハハ」
ごめん、おじさん。その魔剣、俺買えるんだよな。
「じゃあそれください。この商品券使うんで。」
店主はそれを見ると青ざめた表情を見せ
「おい、嘘だろ?相場じゃこれは150000コインはくだらない代物だぞ?買われちゃったら困るんだけ」
「この魔剣かっこいいな!早速試そうぜ!」
俺はおじさんの話が終わる前に75000コイン分の商品券を置いてその場を去った。
その後余った商品券でなにか食べようとピクシーと話していると突然後ろから
「すみません!ソードマスターの方ですよね?」
と、声をかけられた。
うーんと、どちら様だろう?見たことないんだけど。
「そうですけど...どちら様ですか?」
俺が聞くとその人は答えず
「私を仲間にしてください!」
と言ってきた。
あ、今気づいた。この人超美人じゃねえか!
俺はその人を連れて近くのお店に入った。