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私は普通の人間だ。  作者: 大木鈴
油断大敵!!
3/16

どうしようか…

二人と別れた後私はまっすぐ家に帰ろうとしていた。


──死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねない死ねね死ね死ね死ね─────────


声が聞こえた。


私はその方向を見ないように近寄らないよう移動したが、声は段々と確実に近寄って来る。


   ─お"まえお"れ"わかるだろ─


それでも無視したこういうのは無視にかぎるから。


いつもなら諦めて消えているのに今回は違った。



 ──むじずるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ──


男の幽霊が叫ぶと私の身体はふわりと宙に浮いた。


それから2時間私は空を飛んでいる。


まだ、誰にも見られていないのが奇跡だ。


さて、どうしようかな…



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