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どうしようか…
二人と別れた後私はまっすぐ家に帰ろうとしていた。
──死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねない死ねね死ね死ね死ね─────────
声が聞こえた。
私はその方向を見ないように近寄らないよう移動したが、声は段々と確実に近寄って来る。
─お"まえお"れ"わかるだろ─
それでも無視したこういうのは無視にかぎるから。
いつもなら諦めて消えているのに今回は違った。
──むじずるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ──
男の幽霊が叫ぶと私の身体はふわりと宙に浮いた。
それから2時間私は空を飛んでいる。
まだ、誰にも見られていないのが奇跡だ。
さて、どうしようかな…