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私は普通の人間だ。  作者: 大木鈴
人間界
13/16

どうしよう私はこの場をどう誤魔化そうか必死に考えていた。


「あの、どいてくれませんか?」


男子生徒はもう一度大きな声で言った。


「は、はいすみません。直ぐにどきます」


私は急いでどいた。


男子生徒は起きあがり、不思議そうな目で私を見た。


「どこからきたのですか?」


「さあ? 私にもさっぱりです」


満面の笑みで誤魔化す。


「空から降ってきましたよね?」



「そういうことになりますね」


「・・・」


「・・・」


男子生徒は怪しげな眼差しで私を見る。


「それじゃあ、私はこれで」


私はその眼差しに耐えきれなくなり逃げた。


男子生徒は私を追いかたが、直ぐに見失ったようだ。


私は死界で化け物どもと戦いを繰り広げていた、あんな普通の男子生徒に捕まるはずはない。




「ふぅ~着いた」


私は男子生徒から逃げきり、自分の家に3ヶ月ぶりに帰ってきた。



「ただいま~」


家には鍵がかかってあり、鍵を持っていなかった私はノックをしながら言った。



”ガチャ”


ドアが開いた。


(えっこの人誰?)


ドアを開けた人は全く知らない人だった。


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