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貴族にとって欠かせないもの、それは。
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我が輩は、貴族である。
さて、それでは問おう。
貴族にとって欠かせないものとはなにか?
領民領地。
そうではない。
名声、血筋。
あれば尚良いが、そうではない。
伝統、歴史。
これもまた、その限りではない。
性奴隷。
これである。
豪華な食事、ふかふかなベッド。
それが揃って満足しているようではたかが知れている。
しかし、答えに及ばなかったと言って恥じることはない。
かくいう我が輩も、まさにいまこの瞬間まで満足していたのだ。
そして今まさに、その点睛の欠きっぷりを恥じている最中である。
ご飯ぱくぱく夜すやすやでワロタ。
ここは貴族らしく、ご飯ぱくぱくエッチぱんぱん夜すやすやに生活改善しなければならない。
我が輩は猛省し、次の日には奴隷市場を訪れることにしたのだった。