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孤高の死神 〜力はあるのに才能が無かった男は、さらなる力と才能を開花させる〜  作者: 適当に執筆しております。
第一章:覚醒した主人公
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07.神化した誠 幼児退行した光梨(内部時間2035年7/21)

大変遅れました。申し訳ありません。

「光梨!」

「誠、くん?」


俺は何故か、光梨のいる場所にいた。すると、近くにいた盗賊(?)が叫んだ。


「敵襲だ! 捕獲室に敵襲だ!!」


俺は、その発言に怒りで理性が吹き飛んだ。


「あ? 誰が敵だって? そもそもお前らが光梨を拐ったんだろ?」

「誰に口聞いてんだぁ!? ああ!?」

「対話の余地なしか・・・。『死神武装』」


相手はナイフを振り回しながら突進してきたが、とりあえず左に避けつつ右足で回し蹴りすると、そのまま吹っ飛んだ。


「ガハッ・・・」


―――ドサッ・・・


「弱い。・・・『追撃ノ剣(チェイス・ソード)』」


俺は周囲の敵対者の上に小さな漆黒の短剣を生み出し、そのまま頭から突き刺した。すると・・・


『他者の魂を確認しました。これらを回収し、神化を開始します。』

「ん?」

「ま、誠くん?」


突然、激痛が体内を巡った。その痛みの強さに叫びかけた。


「う、ぐ・・・」

「ど、どうしたの?」

「下がってろ。そして、近付くな。」


そしてそこに、2回目のアナウンスが流れた。


『死神への第一神化を行います。周囲の魔力を吸収するので、隣の女性を逃がしてください。』


「・・・『転移:青葉光梨』」


そして光梨を逃がしたところで、俺の意識は先程よりも激しい痛みによって途絶えた。


・・・


「あ・・・。何で、何で私を引き剥がしたの・・・?」


紅葉誠の意識が途絶えた時、青葉光梨は自分を責めていた。


「何も、出来なかった・・・。辛そうにしてたのに・・・。痛そうにしてたのに・・・!」


光梨は、自分の圧倒的な無力さに心がボロボロになっていた。光梨が誠に「大丈夫?」と声をかけられればまた違っていただろう。だが・・・


「声も・・・かけられなかった。」


そして光梨は、何も出来なかった自分を殺そうとした。


「・・・憎い。何も出来なかった自分がものすごく憎い! もう、耐えられない!! なのに・・・」


でも、出来なかった。心が、魂がそれを許さなかった。


「何で・・・! 何で出来ないの!! 動いて、私の身体!!」


そしてそのとき、とある記憶が蘇った。それは、誠と光梨の出会ってからの記憶だった。


「う、ぁ・・・」


(今もずっと大好きな誠くんの、私だけに見せる魅力的な笑顔。私といると、いつも楽しそうにしてくれた・・・)


そして自分のやり遂げたいことを思い出し、自分に言い聞かせるかのように叫んだ。


「私は、誠くんの1番になりたい・・・! 関係を、進展させたい! 最期まで、添い遂げたい!!」


それは、本来あの人(・・・)には聞こえない叫びだった。だが、そこにいるはずのないあの人(・・・)には聞こえていた。



「へぇー・・・、最初から両想いだったのか。・・・じゃあ、その・・・付き合う、か?」



宙に浮いたまま恥ずかしそうに顔を赤らめた、無事な姿のあの人・・・紅葉誠がいた。

光梨は、涙で顔を濡らしながら大好きな人の名前を呼んだ。


「誠、くん・・・」


・・・


時は、第一神化終了時に戻る・・・


・・・


俺は、第一神化を終わらせ亜神になった。そして、その時入手した種族スキルの1つ『亜神眼(あしんがん)』を使った。ちなみに、効果はこちらだ。


==============================

スキル『亜神眼(あしんがん)』〈パッシブ・アクティブ〉

効果:あらゆる眼系統のスキルを使用可能 動体視力+400% 静止視力+400% 深視力400%

使用可能:パッシブ・・・暗視眼 強化眼 識別眼 魔力眼

アクティブ・・・鑑定眼 重力眼 心眼 千里眼 束縛眼

使用不能:宇宙眼 神眼 世界眼 石化眼 殲滅眼 属性眼

==============================


そのうち使用可能なスキルの1つ、『千里眼』を使用して光梨を見ると

戻ったときに俺が魔法を使って腕を動かせなくしたり、魂の奥底にある俺の記憶を呼び覚まさなかったらと思うと・・・怖くなってきたから考えるのやめよう。

という訳で、もうこの問題は解決した。だから、次の問題に移ろう。


「誠くん! まことくん!!」

「ひ、光梨!? うわぁ!?」


その問題とは、光梨が俺に向かって抱きついてきて、更に俺の胸板に顔を埋めたのだ。その行動に俺は10秒位呼吸を忘れる程に驚いてしまった。だが、今回は(・・・)そこで終わる訳なかった。


「こわかった・・・、こわかったよぉ・・・。」

「・・・ごめん。」

「むぅ、もっと心からゆわないとだめっ。」

「ッ!?」


光梨は言葉を言い終えると、俺を涙目で上目遣いに覗いてきた。俺は、先程の幼児退行と涙目の上目遣いの破壊力の強さに思わず目を逸らしてしまった。だが、ちゃんと謝った。ただし、頭を撫でながら。


「ごめんな、光梨。俺にできることなら何でもしてあげるから。許してくれるかな?」

「・・・分かった。許すよ、誠くん。」

「良かった・・・。」


俺が安堵したのも束の間、今度は光梨が首に抱きついてきた。


「うぇ!?」

「ふふっ、もう誠くんは私の彼氏だよ。」

「・・・それがお願いか?」


答えは分かりきっているが、一応確認を取った。その言葉に、光梨は恥ずかしそうに首を縦に小さく振った。


「そうか。これからもよろしくな、光梨。」


そういって俺は光梨に微笑んだ。光梨は少し驚いた後、天使のような微笑みを浮かべ明るい声でこう言った。


「うん、よろしくね! 誠くん!」



暫くの間、主人公はダンジョンには行きません。当分は完結したラブコメのアフターストーリーっぽくなります。ご了承ください。

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