架空インタビュー・或る彫刻家編
形のないこの現象に既存の名称を当てはめれたらそれを幸せと言えたのかもしれないのになぜか自問自答を繰り返して的確な形を探し続け名前のないものに名前をつけられないでいる気がする、というとこまでたった今形にできたけどそのせいでアンハッピーなのはいやだともやっぱり思った伸び代、この現象に形を与える。形のないこの現象が降ってきた日に私の人生は揺らいでしまうね。これは、これは一体なんなのだ?吐き気すらする。分からない。分からない。分からながこれから逃げる背を向けることは不幸アンハッピーに片足を突っ込むことになるので、向き合うしかない。「苦しめ、もっと苦しめ」「死ね」という声聞こえる。なぜこんなにこんがらがった呪いがかけられているのやら。分からない。吐き気しかしないがこれに関しては向き合うしかない、逃げるという選択肢がこれに関してはない。見えそうになったかと思えば消えたり、ただやっぱり既存の名称を差し出されて「これか?」と聞かれれば、やっぱり違うのだ。違わないけど違うのだ。おそらく違わないけれど、私はそれを拒絶する。しかしおそらく違わないので、つまり、向かい風が吹いているのである。
ーあなたはあなた自身のプライドを削るのに苦心している、ということで大丈夫そ?