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9話

最終回!!!

あの事件から、1週間。



彰は、傍にいる。変わった事は売春を2人とも辞めた。彰は、高校を辞め、整備士の資格を取り、整備士になり、私は中学校生活を続けていた。



私は、ふと気づいた。


彰の行動全てがヒロと一致する。難無く整備士になれたこと。ヒロも整備士だった。納豆とピーマンとキノコと茄子が嫌いな所、子猫がすぐに懐くこと、私の好きな納豆チャーハンを作ってくれたこと。教えてないことが全て彰によって暴かれていく。何故?彰は知っているの?試しに実験してみた。



「ヒロ、愛してる」



「当たり前だ、明は俺のモノだし結婚を約束した仲だからな」



あの日以来聞けないはずの単語が彰の口からスラスラ出てきた。結婚をするのを教えたつもりはない。あれほど私はモノじゃないって言ってんのにモノって言う癖。何故?私は、涙が溢れた。何故いないはずのヒロがいるの?



何故か分からないが彰は慌てている。



「明帆、さっきのは冗談だよ」



「何故彰が私の本名を知ってるの?知っているのはヒロだけだよ?」



ビックリした。久しぶりに本名で呼んでくれて嬉しかった。



「あのな、これはそのー・・・・・」



「何があったの?」



「実はな、あの日明帆の誕生日に指輪を買って帰ろうとした時、知らない車が突っ込んできた。そして、目を開けたら知らないおじさんが



『お前を生きかえさせてあげる。その変わりに、ずーっと明の傍にいろ。お金は、毎月通帳に入れとく。その金はお前をひいた奴の給料からだ。バレる事はない。分かったか?お前は、今日から彰として生まれかわる、詳しいことは部屋に置いておくから』



と言って目がさめたら説明書に彰と言う人の事が詳しくかかれていた。


と言う訳。正直ビックリしたよ。だって、明帆が売春婦で俺もだし、しかも客だったしバレたらどうしようとか思っていたらバレちゃった。それに、お前の身体が傷ついているのになんも出来なくてゴメンな」



そして、抱き着いたと同時にヒロの匂いがした。身体も顔もヒロのモノへ。私の身体もタトゥーが消え、ミサンガもピアスも消えた。


「明帆、これからはずーっと一緒だ。」



「うん」



「明帆、愛してる。明帆は俺のモノだし結婚を約束した仲だ」



「うん」



その言葉を聞いて、ヒロに抱き着いた。いっぱい泣いた。



「明帆、ゴメンな」



「いいよ。こうして、戻ってきてくれたから」



「結婚しよう」



「うん」




明は、18になりヒロと結婚した。双子が生まれ幸せに暮らした。子猫達は、大きくなり♀2匹が出産し、10匹も子猫が産まれた。



マイホームが欲しいと思いはじめたらヒロが血相を抱え走ってきた。



「通帳見てみろ」



そこには、1億と記してあった。その1億ででかい家を建て、幸せに暮らしました。



「彰、修司もう1人家族が増えるぞ〜」



「やったー!妹?」



「そうだぞ、愛美って言うんだ」



「可愛いね」



私は、3人の子宝に恵まれ、幸せに暮らした。1度だけ神様に会い、3人ともお前の学生時代の友達だからなっと言われた。あの時のダチに会えるなんて嬉しかった。また、全員で遊ぼうね・・・・




「ご飯だよぉ〜」



「はーい、今行く」



ヒロと子供達が勢いよく向かってきた。あの学生時代を思いだした・・・・




(完)

番外編も書きますので!

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