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6話

土曜日。



彰が来てから家事は楽になり、仕事もあまり土日は入れないようにした。

貯金が1000万近くあり、別にやらなくてもいいが、今の客から金を絞り終えるまではやらなくてはいけない。彰も親から毎月50万近い金を送られ、彰も自分と同じ考えだった。暮らしてみて、部屋は広くなり、彰も可愛く見えた。ヒロと重ねて見てしまい、夜になると酔って、彰に抱き着いて寝ているらしい。





「明、飲みすぎるなよ」



「分かってるよ」



しかし、自分でも分かるぐらい酔っていた。目が霞んでよく見えないが、目の前に愛しいヒロがいた。涙が溢れてきた。なぜ目の前にいるのだろう?なぜ悲しそうな顔なの?私は、彰をヒロと間違い幻覚に襲われていた。



「ヒロ〜、私寂しいよぉ」



自分でも分からないが、本音をおもいっきり話し出す。彰は、気づいている様で、また悲しそうな顔をする。自分は気づかず、そのまま話すとヒロ(彰)も話してくれた。



「ヒロぉ、私修司って言う先輩に告白されたんだぁ〜、でも、私はヒロの事を忘れられないまま引きずって、自分を傷つけて汚れて私ってヒロがいないとダメなのかもしれない」



「明、そんなに辛いなら他に好きな人を作れ。そして、俺のように愛せ」



「嫌。だって、怖い。また、ヒロみたいに消えちゃうのが怖い。私、ヒロといて本当良かった。だから、もう1度だけ言って?ずっと愛してるって」



「愛してる」



抱きしめられ、我に返った。ヒロの匂いじゃなく彰の匂いがした。しかも、泣いていた。



「明、いい加減気づけよ。俺、明の事愛してるんだ」



正直彰がこんな事を言うとは思えなかった。最悪にも、修司と愛美がドアの前で固まっていた。最初から居たようだ。2人は、隣の部屋へ行った。そして、このままいつものように一緒に寝た。

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