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春の名残

作者: 東 香織

君の声を少しだけ

心に刻みつけました

素直になれない君を少しだけ素直にさせる

魔法を見つけたのです


空が明るくなっていくのを

初めて嬉しく思いました

ずっとずっと夜のままでいいと願っていた

自分とお別れしたのです


ああ 春が散るよ

君への想いも風にのって

どこかへ飛んでいけばいいと願うけど

無理なんだ

いつまでもいつまでも

散るのに怯えて咲けずにいる

臆病な春


君の楽しそうな横顔が

心から好きだと思いました

どうしてこんなに惹き寄せられるのか

なんだって恋は不思議です


ああ 四季が終わるよ

終わりはいつもあっけないな

もう大人だからちゃんと前に進むけどさ

ダメなんだ

いつまでもいつまでも

心は終わりを受け入れられずにいる

後悔の春


恋だって仕事だって

全部報われる訳じゃないって

自分を納得させて生きているけど

そんなんじゃ本当は納得できないだろう

納得なんかできる訳ないだろうが


ああ また春が来るよ

本当に伝えたいことは

いつも伝えられずに笑顔で取り繕ってしまう

ほらまただ

いつまでもいつまでも

ここに立ち尽くしている

何度目かの春


行かないでって

また言えないまま

名残惜しい春が終わるよ


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