エピソード 5
娘は 吐き出すようにやっと本音が言えるとおもったのか、喉の奥があつくなり、うまく言葉出なくなったのか、ただ涙をポツポツと落として、深く辛く苦しかった心臓が固く締め付けられていた、締め付けがゆっくりほどけていくようにポツリとポツリと溜め込んで何かを喉から吐き出すように本当の母の死を語った。
「本当は、わ、私が殺したんです」その言葉を聞いて男は少し驚いた顔をした。しかしすぐに戻り何か揉めたのかと言った
「は、はい、母に余命をつ、告げると、父が、亡くなって、からわ、、私の事が、、だ、、大嫌い、だった、らし、いで、す。」娘は大粒の涙を流しながら、後悔と憎しみを飲み込んでいた。
「だから殺したのか」と言われ娘はコクコクと首を縦にふった
「な、亡くなってから、母は、態度が、、変わったんです、つ、強くあたられてもそれは私を想うからで、、働けるようになって、じゅ、10万ちかいお金を要求されても、せ、生活が苦しいから、、私を頼ってくれてるんだ、って思ってたのに、、、う、う、、うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
カタカタと震えながら叫ぶ娘を男は包み込むように抱きしめ背中をさすりただそうかといいなだめた。外では子供たちが家にかって行く声が狂った部屋に届いた。
不定期の記載です。
下手くそですが暖かい目で読んで頂いたら幸いですm(_ _)m