エピソード 1
シリアスな展開になるかもしれません
いつもの様に早々と仕事を切り上げ、母の元に急いだ。しかし病院について、母を診ている医者に呼び出された。母の調子を聞くと、もう命は長くないと言われ、命はあと3日持つかわからないと言われた。母本人に伝えるかと問われたが、娘は迷った様子だったが私が伝えると言い、母の病室に行き、母伝えた。
しかし、激しく動揺するわけでもなく母は「そう」っと一言呟いた。母はおもったるい息を吐き、そして「私、あの人が死んでからあなたのことが大嫌いだったわ」と言う。
そう母は父が亡くなってから少し気がおかしくなった、娘への対応がひどく厳しくなり、社会人になってからは、毎月10万円近いお金を要求していた。でもそんな母に文句一つ言わず、要求に応えていった、娘はそんな対応も一つの愛だと思っていた。
しかし、今の母の言葉に衝撃を受けた娘は、母の首元を押し潰すように押さえ込んだ、母少し唸るような声をあげ、数秒後に呼吸の音が消えた。母のベッドの横にある心拍数のメーターがピーーと音をあげ、病室に鳴り響いた。
我に帰り娘は息をしない母の体を大きく揺さぶった、そして母のベッドにうずくまりながら、腕で覆い隠した。
娘は締め付けられるように喉の奥が苦しくなり、声を出そうとしても呼吸が苦しく息づかいがあらい。目の辺りがじんわりとあつくなってしまい、視界がぼやけだす今にも目からあつい液体がこぼれ落ちそうになっていた。
1分もかからない間に足音が聞こえ、看護師が病室に入ってきた。そしてすぐに医者を呼んだ。娘は医者や看護師から何か聞かれていたが、娘の耳には、看護師たちの声は届かなかった。
不定期の記載です。
下手くそですが暖かい目で読んで頂いたら幸いですm(_ _)m