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1話 technology
「ねえ、あれできた?」
このお姉さん風の声は、炎堂リエ
みんなからは『リエさん』と呼ばれている。
この組織の中で一番の年上だ。
「カズ、あれ取ってきて」
この渋みのある声は、佐藤十蔵
この世界では珍しい漢字の名前を持っている。
「これですか?」
この少し高めな声は、影島カズキ
得意なことは機械いじり。
「うん、それ」
カズが持ってきたのは身体能力強化スーツ魔力操強化パーツだ。
魔力というのは約200年に発見された新エネルギーだとされている。
「ロウ、これ試してみろ」
ロウというのは俺の名前だ。
俺は狼の獣人だ。
これまで生きてこれたのはこの組織に保護され、育てられたからだ。
俺はパーツを自分のスーツに取り付けた。
そして、頭の中で像イメージしてそれを現実で作ろうとする。
すると、目の前で氷の像ができる。
「おお、結構細かくできるな」
自分の作品が成功したからかカズは嬉しそうだ。
「あとあれ、治安維持局のデータはどうなってる?」
「ああ、今半分ダウンロードできてる」
「まだ半分なの!早くしないとあっちにバレちゃうじゃない」
その時だった入り口のほうからドーンという大きい音がなった。




