【将棋崩し】文化部の無いスポーツ強豪校で「文化祭による頂上決定戦」をやる話
西高はスポーツ強豪校で大谷クラスの生徒が全国から集まりひしめき合い、運動部だらけで文化部が存在していないことで有名である。
しかし、「将棋」の池波香子はこの夏、体育祭の日に「文化祭」での頂上決定戦に挑もうとしていた――!
――
中庭にひっそりと佇むプレハブ小屋の中――
「はじめまして、の方が多そうですが……まずは競技のルールから決めましょう」
プレハブの鍵を借りて最初に入った香子は、2対2での競技を行うことを提案する。
そしてその内容は、文化部の部員6名がそれぞれ「〇」「△」「□」の2枚ずつの紙切れ6枚から1枚を引き、「〇」と「△」がそれぞれチームとなって対戦をし、「□」は審判と実況をじゃんけんで決めて行うとのことだ。
6人は全員が単独で一つの文化活動をしている。
全員帰宅部と言っても過言ではないが、香子の案に異論は出ないようだ。
「〇」が競技を決め、「△」がそのルールを決めることとなっている。
ちなみに香子は前日にイカゲーム日本版・5期を一気見したばかりで、その影響が出まくりである。
〇には「将棋」の3年生女子、池波香子と「文芸」の2年生男子、犬山竜、
△には「投扇興」の3年生男子、菊田雅楽助、「帰宅」の2年生女子、岩崎小弓、
□には審判に「手芸」の3年生女子、倉橋志水香、実況に「アマチュア無線」の1年生男子、中野純太と決まった。
――
<で……では〇のアルファチーム、△のブラボーチームの順で、競技、ルールを決めてもらえますか>
無線士を目指しているらしきスポーツ刈りに厚底メガネの中野は、さりげなく無線用語――フォネティックコード――をぶち込もうとする。
「だからマルとサンカクって言ってんだろ中野」
「審判! どちらなのかハッキリさせてください」
ボサボサ天然パーマの気だるそうな一重瞼の犬山が、勝手に決められたことに不服を唱える。しかし、審判の茶髪に染めた髪をロングに伸ばしている垂れ眼が特徴の倉橋は。
「それはアルファブラボーでも結構です、実況がやりやすいようにでね。それより! アルファの池波さん、先ほど紙切れを入れたのはあなたですが、仕掛けなどは?」
(結局無線の言いなりかよ……)
不服そうな犬山をよそに、極端なほど上に結んだサイドテールの香子が毅然として立ち上がる。
「特にありません! 不服であれば紙を調べればよろしいのでは?」
審判の倉橋がガサゴソと、気だるそうに6枚の紙を確認し、それを実況の中野にも同じようにやるようにと放り投げる。
やり過ぎなくらいの香水がぶわっと広がり、思わず中野は鼻を押さえる。
<は、はい、これにてアルファチームでは不正は行われていなかったことが判明しました!>
「それじゃ、競技を決めてもらわないとね……」
(少しばかり折り曲げただけだから戻せばバレはしない……だけど、問題は同チームの男子よね)
香子がボサボサ髪の覇気のない犬山を鋭い横目で見る。
背丈はあるが、腕はどう見ても太くはない……筋力では期待できないだろう。
気障そうな真ん中分けで黒髪を少し長めに決めた菊田は和服に着替えていて、扇子で音をパチンと落ち着きなく音をたて、横でスマホを弄っているぱっつんおかっぱヘアの岩崎は、もはや興味なしといった表情だ。
「では、競技を指定して……どうぞ」
倉橋が徐々に気だるそうになりながら、3年生である香子に「さっさとしろよ」とばかりに横目で指示する。
「犬山君、ここは将棋といきたいところだけど、それってフェアじゃないと思います。では間を取って、「将棋崩し」などはどうでしょう?」
(えぇ……「間を取って」って何だよ……?!)
香子の目線は「有無を言わさず」といったところだった。
「将棋崩し」は今年2月のオリンピックで日本が鶴川朱麻里という金メダリストを輩出した初のe-スポーツ競技で、話題はたまにニュース等であるのでそこそこ華のある話題の競技とも言える。
香子自身も協会に所属し、将棋崩し三段の腕前である。
盤の中央に将棋の駒で山を作り、ターン制で多くの点を取った側が勝ちになるという競技だ。
「あい、池波先輩、それで文句ありません」
<本を読みながらのまるでやる気のない返事ですが、これで競技は「将棋崩し」に決定ー!>
「では、ブラボーチームはルールを」
「投扇興で裏久遠流、特待生のボクは、投擲が良いと思うけど、君、岩崎さんはどう思う?」
「菊田さん、どちらかというとスポーツじゃないですか。わたしは正直、どっちでも良いんです。ただどれだけ華麗に「帰宅」を決めるかという手段で相手を制するのみ……ちなみに、隣の北区には全国大会で優勝常連の「帰宅部」があるそうです」
菊田は少しばかり考えると、扇子を鳴らして大きく声を張り上げる。
「……じゃあさ、エレガントに決めようか。お互い何かを投げて、盤上の将棋駒の最後の1枚を盤から外に出したチームが勝ちということで。それから、将棋盤が動いた場合は失格!」
<さあ! ブラボーチームの菊田さんがルールを決めました。アルファチーム、不服は?!>
「ちょっと、わたしがまだ……」
何かを言おうとした岩崎の口を扇子で強引に塞ぎ、相手チームの出方を待つ。
「さぁ、早く決めて頂戴。東京タワー……!」
審判の倉橋が打ち合わせ時間の合間を縫って糸で「東京タワー」を完成させる。
オォォォォ……
パチパチと、周りにつられて、香子は思わず拍手をしていた。
「……では、将棋の駒以外なら何を投げても問題ない、というのであれば構いません。犬山君、それで良い?」
「はい、いいっす。「文芸」を舐めてもらっちゃ困りますよ」
<これにてルール決定、将棋崩しで、将棋駒の最後の1枚を盤の外に出したチームが勝利ということでいきます! 駒は審判の倉橋さんが適当に立てるので、僕はコイントスで表ならアルファチームが先手ということでいきます。……はい、表なのでアルファチーム先手ですね! では、池波さん、菊田さん、犬山さん、岩崎さんの順で何か適当に投げてください!>
「富士山! では、開始しちゃってくださーい! 拍手は結構!」
将棋入れに適当に40枚の駒を詰め、2cmくらいの厚みの将棋盤に適当な山を作ると、倉橋はさっさと座布団に胡坐をかいて姿勢を崩し、観戦の態勢に入る。
香子は両手で影絵の狐のような鋭い構えを見せ、その鋭い集中力を研ぎ澄ませる。
<では、先手、アルファチームの池波さん、「雀刺しの香子」の異名を取る将棋の名手です! おっとあれは将棋崩し金メダリスト鶴川朱麻里の「天狐の構え」だ……ここで出るか?! 雀刺し……?!!>
(そういえば……制限時間とか決めてなかったけど……まぁ、良いわ)
倉橋がベビーカルパスをもぐもぐしながら「三段はしご」を作ろうとしているあたりでルールについて思案したが、すぐ香子が投擲を開始する。
「表裏一体! 本気軽熊猫魚雷!!」
ただでさえ背の低い香子が腰をかがめ、サイドテールを激しく揺らしながら白黒4枚の碁石を円盤のように高速で山に撃ち込む。
バチーン!!
「……くっ!」
将棋の山は奥へと崩れ、駒が4枚ほど外にはじき出された。
外に出た駒を、完成させたあやとりの構えのまま、倉橋が拾って脇に固めて置いておく。
残りは36枚。そして手前に4枚の碁石が残された。
香子はなぜか悔しそうである。
<とてつもない奥義が炸裂したかと思いきや、まさかの碁石! 確かに、将棋駒に将棋駒を撃ち込むことはできませんからね……本人はあまり納得していない様子! 続いて後手、ブラボーチームの菊田さんです!!>
「へぇ、棋士がまさかの魚雷とは下品だね……エレガントじゃない。投扇興の格の違いってやつを見せてやるよ……裏久遠流奥義、澪標・二連雀! ボクに120点!」
菊田が正座からの扇二連投で残る36枚の駒を妨害するように包む。
「さぁ、どうする……! このままこの澪標を放置すれば次のボクのターンで全てが終わる……」
<澪標を2枚決めて将棋の山を覆いました! しかも自分で勝手に点数を付けた菊田さんですが、素人の僕からすれば何の意味もない手にしか見えません! 続いてアルファチーム、「文芸」の犬山さんです!>
「えぇい! MONO消しゴムの一番でかいやつ!」
ガシャッ!
巨大な消しゴムが将棋の残る山に刺さり、駒を一枚弾いただけで、扇には影響が出ていないようだ。
「ちょっと、犬山君……! 全然それ意味ない!」
「それは無いでしょう! 文芸に無意味なものなんてないッ……!」
<おーっと、駒が残り35枚で早くもアルファチーム内で不和か?! これは先が危ないですね、続いてブラボーチームの「帰宅」岩崎さんの手番です!>
「”曇り空を割って虹を懸ける夢を描いた実は解答用紙の紙飛行機”……通称『メーヴェ』!」
岩崎はA3のテスト用紙を使い、ステルス戦闘機のような形状の紙飛行機を作るとそのおかっぱ頭からは想像もつかない鋭いつり目で狙いを付け、将棋盤の方向へと空中で一回転させ、突っ込ませる。
ガシャン……!!
それは扇に挟まれた将棋の山を直撃し、駒をそのまま掻っ攫いながら将棋盤の向こうへと抜けていった。
駒が8枚落ち、残りは27枚。
「これが、試験の点を帳消しにして、さらに華麗に帰宅するための極意……!」
<岩崎さん、華麗な決め台詞を残しました! さぁ、続いて先手、アルファチームの池波さんに戻ります。あの金メダリスト鶴川に憧れて最近は崩し将棋をすることが多いと聞きます。さあ、次の一手は……?!>
香子は百人一首のようなガッチガチの固さのカルタを両手で計4枚、少し時間差で到達するように放り投げる。
「はぁっ! 「CHIHAYA・FULL」(チハヤ・フル)!!」
カァン、カァン、ガシャン……
一気に駒が13枚落ち、残り14枚。
そして菊田が投げた扇を二枚とも倒し、岩崎の『メーヴェ』を盤の端へとずらした。
「そんなァ、ボクの「澪標」が、両方とも「夕霧」に……これでマイナス80点だァ……!!」
<池波さん、まさかの百人一首のカルタを飛ばして安定して駒を残り14枚に! さらに盤上の情勢も変わりました……後手ブラボーチームの菊田さん、どう動くか?!>
「ふ、フフフフ……さきほどのは小手調べに過ぎない……なぜなら、ボクはこれを使う……!」
「なっ……まさか「アレ」を……?!」
「そのまさかさ。だって、このゲームは何を投げても良いんだろう? 裏久遠流奥義! 花蝶風月、散華!! これでボクに320点!!」
菊田は投扇興の「蝶」の方を両手で二個飛ばし、二枚の扇、『メーヴェ』ともに盤外へと突き落とした。
ちなみに「蝶」は通常は的として置かれているもので、投扇興でも投げて良いものではない。
そのついでとばかりに将棋駒も6枚ほど落ちていく。
「『メーヴェ』がぁ……ッ!!」
思わず岩崎が叫び、残る駒は8枚、しかし盤の上で分散している。
<おーっと、「花鳥風月・散華」、入りました! 何が320点入ったのか分かりませんが、残る駒は8枚です。それにしてもあの重そうな物体を2個投げても盤が動かない、これもまた芸術的ですね! 次は先手アルファチームの犬山さん、どうするか?!>
犬山は緊張する場面に、かなり慌てふためいていると思われ、額に汗をかいている。
そしてその手には……
「犬山君、やめなさい! それは普通にやれば、将棋盤が動くし、多分メリットないから!」
「いやいや、先輩にはわかんないんすよ。俺は「文芸」として、もうプライドを賭けるからね……喰らえ、『BUN・BUN・BUN・CHIN』(ブンブン文鎮)!!」
ゴシャァァ……
思わずやらかしたかと、尻込みした香子だったが、犬山の投げた文鎮は、派手に空中で回転すると、菊田の投げた「蝶」を二つとも吹き飛ばして盤の外へと落ちていった。
「良かったァ……」
「おい、二年! お前が投げた鉄の塊でボクの蝶に傷がついたぞ! これは1個2万円はする代物だ! 弁償してくれるんだろうな?!!」
菊田が激怒して、犬山に詰め寄る。
「いや……だから、それ以前に、先輩それ、投げるものじゃないのに投げてるじゃないすか……」
ちなみに駒は1個落ちて残り7枚。
<場外乱闘はどうでもいい! 今は盤上が無事なこと、それから次の後手ブラボーチームの岩崎さんがどうするか! 「帰宅」の凄さをご覧に入れましょう! 審判、一方でわれ関せずの構え……!>
「スカイツリー」
倉橋はというと、あやとりでスカイツリーを作りながらチョコバットにかぶりついている。
「手芸ってより、あやとり部だな……岩崎くん、トドメを刺してさしあげろ……」
「言われなくても……『放課後の誘惑』!」
岩崎はどこから取り出したのか、やたら分厚くそして絶妙な大きさの雑誌を滑り込ませるように将棋盤にぶち込んでいった。
カシャァァーン……
カルタと碁石がまだ飛び散っていたが、それらを弾きながら絶妙な軌道で将棋盤をずらさずに1枚を残す6枚を落としていった。
「まずい、1枚残ったぞ!!」
菊田が声を張り上げる。
「いや、それ以前にあの雑誌、「ブリブリコミック」じゃねえか……俺あれ結構読むわ、気が合いそうだな、岩崎さん……俺も帰宅したくなってきたぜ!」
「そ、そうなの……?!」
ちなみに「ブリブリコミック」は小学生の男の子向けの漫画雑誌である。
<いよいよクライマックスか?! ここで先手アルファチーム池波さん、「雀刺しの香子」に手番が回りましたー! これで終わりにできるかァー?!!>
残り1枚の歩の位置の前後に百人一首のカルタが2枚残っており、よほど精密な投擲でないとそれを落とすのは難しいように見えた。
ふと香子が気付く。
(思うんだけど……これって滅茶苦茶やってること「運動部」っぽくない? 「文化祭」はどこいったのよ……?!)
香子がサイドテールを振って気を取り直して碁石3枚を持ち、意を決したかのように構える。
その左手には、割り箸で作ったと思われるパチンコ。
<おっと、パチンコを持った左手でフレミングの法則、『天王山のコペルニクス』『将棋崩し界の物理学』と呼ばれたアメリカ国籍の銀メダリスト明智ヒデト選手の真似か……?! どうやら、伝家の宝刀「雀刺し」が来るようですね……! 審判、これは大丈夫ですか……と、審判これは、飽きてますねー>
倉橋は座布団を枕に横になっており、ヤングドーナツを食べはじめている。
それもスカートの中身が見えるかという状況もお構いなしだ。
「……雀刺し、伍の手筋、『朱雀鳳雛破』!!」
「させるか……裏久遠流、『乱れ水龍』!!」
香子が碁石を放とうとする瞬間、菊田によって将棋盤の方向へお茶が満載されたペットボトルが投げ入れられようとしていた。
「なんの! 『ペンは剣よりも強し』!!」
犬山が菊田の投げたペットボトルを直後に万年筆で貫き、明後日の方向へと突き落とした。
緑の水しぶきが上がり、あちこちが濡れ、特に寝そべっている倉橋は突然水害に襲われた。
「っ……てぇか、裏久遠流って何よ……」
文句を言いながら倉橋は、髪についた緑茶を振り払いながら投扇興の扇で仰いでいる。
カカカカン……!
碁石(朱雀鳳雛破 )は一枚目が歩に当たるも奥のカルタが邪魔をしたが、すぐに二枚目が歩を浮かせ、そして三枚目で空中から盤外へと弾き落とした。
<一本! 池波さんが最後の駒を落としたので、優勝はアルファチームです! ……それで、良いですよね、倉橋さん>
「……あい」
ビショ濡れの倉橋がおやつ袋のビッグカツに手を伸ばそうとしたあたりで試合が決した。
さて、後片付けをという流れになったところで、香子がすっくと立ち上がり、声を張り上げる。
「待ってよ!」
「えっ?!」
「これ、頂上決戦でしょ? 中野君。私が犬山君と勝負して、「将棋」と「文芸」のどっちが優勝か決めなきゃ、終わらないじゃない」
「まぁ、そういえば……そうですけど……」
突然物凄い剣幕で香子に指をさされた犬山は思わず後ずさる。
<だ、そうです! と、いうことは、ここで優勝決定戦ですかね、審判の倉橋さん!!>
「ジャンケンで決めましょ」
倉橋は中野に尻を向けるようにして、ビッグカツの咀嚼音だけを残しながら、手をひらひらと振る。
――
ジャンケンの結果、犬山が勝利し、「文芸」が優勝となった。
<感想は、いかがでしょう? 犬山先輩……?>
「うん、あのさ……これやってること、「運動部」だよなぁ……以上、感想」
周囲の5人も微妙な表情をしながら頷く。
「良かったわね、犬山君……じゃあ、私はこれで将棋会館行ってくるんで」
「わたしはもう帰るけど、ところで犬山君はメンコマンの単行本持ってる?」
「単行本はないから1巻から貸してくれよ……あと次は俺の自作小説持ってくるからさ、岩崎さんも良かったら読んでみて」
「ボクは次来るか分からないけど、投扇興について知りたい奴、声かけてくれれば裏久遠流を特別に紹介してやっても構わないぞ」
「では、皆さん解散みたいですね。僕も結構楽しかったですよ。家帰ったら久遠流について調べてみますよ」
「表かい! 裏久遠流は凄いんだぞ……分裂の歴史はな、文永年間にさかのぼる……」
ふと、審判をしてサボっていた倉橋志水香が、次々と帰る準備をし出したメンバーたちに少し声を張り上げる。
「あのさ、あたし達6人でさ、「文化部」作らない? それで運動部の大谷クラスの連中にも、あたしらの凄さ、見せてやろうよ」
5人が一斉に振り返った。
――
こうして、文化系の6人の生徒たちによる「頂上決定戦」は無事閉幕し、その後にはプレハブ小屋を部室とし、池波香子を部長とする「文化部」が新設された。
西高には文化部が存在していないことで有名だった。
しかし、今では唯一の文化部である「文化部」が存在しており、
「ザ・ヒメユリ・タワー!!」
「なんの! 雀刺し・漆の手筋、比翼連鳳殺!!」
「まだまだ! 裏久遠流奥義、空蝉・六段の調ッ!!」
「なんのッ、ノーベル物理学掌!!」
多くのスポーツ部で大谷クラスの生徒たちが汗を流す陰で、人知れず活動が行われているという。
O・WA・RI☆
以上、代表作である「天王山のコペルニクス」のスピンオフ的な短編ですが、2-2で主人公にやられる雑魚の一人、池波香子の対戦から1年後の姿です。つまり明智に敗北した時点で高校2年生ですかね。
ちょっと「投扇興」について適当に掘り下げてみたかったので勢いで書きました。超マイナー競技なのに流派が少なくとも4つあるとか、何かをくすぐらせますよね。
感想や批評、レビュー等いただければ何かと励みになります!
私も時間のある時には他の方の作品を読みに行きたいと思っています!