復讐計画書 No.1
体中に傷を負い、壁に叩きつけられたショックで失神してから4時間がたった。
「うっ......くっそ、あの野郎。おーい!誰かいるか!?」
必死に仲間を呼ぶが返事はない。強固な建物だったからか柱や床などは崩れてはおらず、家具や瓦礫が散乱していた。
立ち上がろうとするが骨が折れているらしく激痛が走り体が上がらなかったので、這いつくばって仲間を探し始めた。しかし、どこを探しても見つかるのは瓦礫だけだった。
「ん?あっ!おい!大丈夫か!?」
瓦礫の下から手が出ていた。少しずつ前へ進み、その手を引く、しかし、それには肘から先が付いていなかった。
「あっいや腕が切れただけで生きてるだけかもしれないだろっ!」
自分に言い聞かせて仲間の死を認めなかった。瓦礫をどかして行くうちにそんな思いは消えてしまっていた。おそらく机だったであろう物の横に無残に散った肉片や装備があるのをみてしまったからだ。そして、それが仲間のものだと理解せざるを得なかった。
こみ上げてくる怒り、憎しみ、悲しみが痛みを忘れさせいつのまにか骨が折れ、深い傷を負った足で立っていた。
それから、何時間もかけ仲間だったものを集めた。
「なんで?なんでだよ!何で皆んなが死ななきゃいけなかったんだ。こんなことなら......」
死ぬのは俺だけで良かった、そう言おうとしたが声にならなかった。
「そんなこと言うなよ」
仲間に言われた気がした。
「ごめんなみんな。俺さ決めたよ。あいつを同じ目にあわせてやる。全部終わったら俺もそっちに行くから待っててくれよ」
その後俺は仲間を近くの墓地に埋葬した。そこで気力の糸が切れたのか、再び意識を失った。
次に目覚めたのは1週間後のことだった。誰かが倒れていた俺を見つけ、病院まで運んできてくれたそうだ。まだ体中が痛む、警察が来ると面倒なので逃げたかったがそれは無理だった。
それから、1ヶ月かけて体を治した。その間に警察が訪ねてきたが。傷が癒えるまで待ってくれないか?というと承諾してくれた。俺が完治したことで病院から警察に電話が行ってしまったので急いで逃げ出した。
1週間後、強盗などで手に入れた資金でホテルに暮らし、アラディブ社の最新パソコンを購入し、復讐のための計画を立てる。
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復讐計画書 no.1
本計画は俺の仲間を殺した元雇い主(以下Xとする)を殺すための計画。
Xについてわかることは太い声だけだ。
裏社会での立場は高い者だと考えられる(敵対組織が裏社会の上の方に位置するため)
本計画を遂行するにあたり、8人のチームを作る。
個人の復讐に協力してくれる人はいないと考えられるので、メンバーには裏社会を崩壊させるチームと伝えることとする
1人目のメンバー候補
バルドゥル・エーベルヴァイン
本業は暗殺者だが多彩な特技を持ち、さまざまな仕事をこなす何でも屋。
情報収集に役立つと考えられる。
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「よしっ終わった。さーてどうやって引き入れるかな?」
彼は現在ドイツにいるとの情報を手に入れたので、ドイツへ飛んだ。




