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133鱗目:デート?!竜娘!

えー……遅くなりましたぁ!

ほんとに申し訳ありませんっ!


Vtuberデビューしてそれにうつつを抜かしておりました……

とりあえず言い訳は後回しにするとして、久しぶりの竜娘、楽しんでいただけると幸いですっ!




「お!天霧さんこっちこっち!」


「やぁっと見つけたー!京也君お待たせー!」


 体育祭……と、後始末のテレビ出演も無事終わり、澄んだ青い空に強い日差しといよいよ夏らしい気候になってきたある日。

 僕はオシャレ街の待ち合わせ場所として良く使われる広場にて、人混みの中なんとか待ち合わせをしていた相手である京也君と合流する。


「今日は人多いねぇ。何かイベントでもあるのかなぁ?」


「夕方くらいに何かあるらしいよ。というか天霧さん、今日はオシャレだね」


 京也君に似合ってると言われ思わず照れてしまったそんな僕の格好は、淡水色のフレアスカートに白いシャツ、そしてデニムジャケット、そして白いつば広帽という私服では珍しい女の子らしい格好だった。


「僕はいつもみたいなTシャツにショートパンツで来るつもりだったんだけど────」


 ーーーーーーーーーーーー


「鈴ちゃん、今日確かお友達と遊んでくるんだよね?」


「そだよー。期間限定個数限定のパフェがあるんだってー!」


「って事はお茶だね!いやぁー鈴ちゃんが女の子を満喫しててお姉ちゃんは嬉しいよ!まぁお姉ちゃんとしては?そのうち彼氏さんとか作ってくれたらもっと嬉しいんだけどなぁ?」


「あはははははは……」


 その相手が京也君……男の子って事は黙ってよっと。


「でもせっかく花の女子高生がお茶するなら……もうちょっと可愛い格好がいいと思うの、お姉ちゃんは」


「えー……っとー……ちー姉?別にいつもの格好でもー……」


「せっかくのデートなんだし。オシャレ、しましょうねー?」


 ーーーーーーーーーー


「────ってことがあって」


(明るめのフレアスカートにシャツだと鈴ちゃんにしては甘すぎるからデニムジャケット羽織って少ししめとこうか

 !)


 なんて言われても僕にファッションはわからないよちー姉ちゃん……


「天霧さんのお姉さんらしいね」


「まぁそれは分かるけど……女の子って難しいねぇ」


「あははっ、天霧さんは女の子でしょ。なーに言ってんのさ」


 あっ。


「えっ、えぇーっとぉー……ほら!ファッションは難しいねぇってこと!僕ってこうなる前はオシャレとか全然出来なかったからさ!ほらっ、早く行かないと限定パフェ売り切れちゃうよ!」


 何とか自ら掘ってしまった墓穴を無理矢理埋め戻した僕は、横に並んでいた京也君の背中を尻尾の背で前に押し出すと後ろに回り込み、急かす様にその大きな背中を押して歩き始める。


「にしても、とんでもなく人が多いなぁ……天霧さん」


「な、何?へ?」


 きゅっ


「てっ、手ぇっ?!」


 てがにぎられてっ!?


「ごめん、嫌だったかな?はぐれたら不味いと思ったんだけど、嫌だったら──────」


「だだっ大丈夫!ちょっとびっくりしただけだから!」


「そう?それなら良かった。それじゃあ行こっか」


 ーーーーーーーーーーーー


「ありがとうございましたー」


「んんーっ!!美味しかったぁ〜♪」


「まさかここまで美味しいとは……流石限定なだけはあるね」


「ねー!マンゴーいっぱい入ってたし、クリームもアイスもマンゴー味、そしてそれを引き立てる甘さ控えめなホイップ!思い出すだけで幸せ〜♪」


「あの上に乗ってたマンゴープリンも良かったよねぇ。口触りしっとりでしつこくも無くてさ」


 何かの事故で京也君の手を握り潰さないか僕はドキドキしつつも、何とかカフェにたどり着いた僕達は二人揃って売り切れ前に注文出来た先程食べたパフェの感想を語っていた。


「だねぇ〜。量もそこそこあってお腹的にも割と満足したよー♪それで?この後はどうするの?いつも通り解散でも良いけど……」


「それなんだけど、いつもそれだけじゃ寂しいと思ってさ。天霧さんさえ良ければこの後デパートで買い物とかどうかな?見て回る程度でもいいからさ」


「へ?い、いやまぁ僕は別にいいけれど……」


 それって最早デ、デートなんじゃ……いやいや!これはそう、友達とお買い物に行くだけ!だけだから!

 あぁもぅ!ちー姉ちゃんがデートとか余計な事いったせいで変に意識しちゃうし!でもこんなの傍から見たら間違いなくデートって思われるだろうし……そ、それならせめてっ!


「なら今度は僕が京也君を引っ張ってあげるね!」


「へっ?!」


 せめてリードして男らしい所を見せようと思った僕は、さっきの仕返しとばかりに京也君の大きな手に事故が起こらないよう、握るのではなく軽く指を絡めるとその手を引っ張ってデパートの方へと歩き出し──────


「危ないっ!」


「へっ?」


 鬼気迫る声と共に突き飛ばされた感覚と、一拍遅れてさっきまで居た場所からドンッという音と共に衝撃を感じながら、地面に倒れ込んだ僕が口の中に僅かな血の味を感じながら起き上がり振り向くと。


「京也……君?」


 そこには電柱に突っ込んで大破した煙を上げる車と、吹き飛ばされて壁に打ち付けられたような体勢で、頭から血を流した京也君がそこにあったのだった。



はい、どうでしたでしょうかっ。

読者の皆さんにはいつも応援に読んで下さり、ほんとにありがとうございますっ!


ふふふ、待ち望んでた急展開、急展開ですよ皆さん!

できるだけなるたけすぐに更新するよう頑張ります……


さて、冒頭でサラッと言いましたが。


こたつさんVtuberになりました!


なぁーにいってんだこいつと思った方がほとんどだと思いますが、楽しんでるとはいえこたつさんも血迷ったと思ってます()


小説に配信にと二足のわらじですが、改めてこの二つの趣味を楽しんでやってこうと思います!

ヨカッタラハイシンキテネー


ではみなさん!また次回お会いしましょう!

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