魔物との最期の戦い
僕の籠手が外され、魔物が魔物の姿で具現化された。
領主は気を失い倒れてしまった。
「人間よ、褒めてやろう。よくぞ我をここまで追い詰めたものだ。だが、ここまでだ」
魔物は衝撃波を放つ。
姫は剣でガード出来たが、他の全員はモロにダメージを受けて立ち上がれない。
「おのれ!貴様だけは許さぬ!成敗してくれる」
「貴様の軽い剣では我は倒せぬと言っておろう」
「なら、我が剣を受けるが良い」
姫の剣が再び疾る!今度は魔物が仰け反った。確実にダメージを与えている。
「コタローが傷つきながら教えてくれたのだ。断固たる想いと言うものを!妾もコタローに負けてなるものか!」
「ほお、なら、こちらからも攻撃するぞ!覚悟しろ」
魔物の攻撃は広範囲の攻撃だ。避ける事は出来ない。姫は剣でガードするが、壁に叩きつけられた。姫はヨロヨロしながら立ち上がる。
「妾はコタローに馬鹿だと思われていてのぉ。馬鹿だから、死ぬまで戦い続けるのだ」
姫が繰り出したのは連続技だ。確かにその技は相手に高ダメージを与えられるが、技の最後が無防備になる。死にたいのか?
姫は相手の攻撃をモロに受け、倒れた。動かない。
「姫!」
「まだじゃ。妾が倒れたら島の民はどうする。せめてあの魔物を倒さねば、島に戻れん」
姫は再度、連続技を出すが、精彩がない。剣の重さに身体がついていかないようだ。次の魔物の攻撃でとうとう動かなくなった。
「姫!」「姫!」
「みんな、姫の仇を討とう。僕にみんなの気力を分けてくれ!」
僕達は全員で姫を抱えて魔物に近づく。
「全員、虫の息ではないか?何が出来る。五月蝿い人間どもめ、纏めて楽にしてやろう。死ね!」
「おまえが、消滅するんだ!」
僕は全員の気力を右手の甲に集め、最大出力で放った
『虎砲!』
みんなの想いよ!届け!
「な!」
魔物は跡形もなく砕け散り、僕達全員は気を失った。




