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問題

静まり返る魔王城の一室でデティートが皆を見渡す。

この場にいる者たちは、自分がここにいる本当の目的を知っても

何か釈然としない様子だった。

ただ、、その原因ははっきりと解っている。

そこにいる者たちが、果たして自分と同等の能力を持っているのか?

説明に会ったよそ者の力はかなり強力で、確かに一人では

太刀打ちできないかもしれない。

しかし、集団になったからといって

仲間の能力が劣っていれば、自分の命まで危険にさらすことになる。

「俺は降りる」

ギノールの発言は、皆の視線を集める。

「・・・。

ただ、降りる。

と言う訳じゃない、他の奴らの力が足りなければ、な・・・」

この発言に対して即座に反応したのがパルナだ。

「誰の力が不足だって?

どの面下げて言ってんだか?

いっぺん鏡見てから言いな!」

感情に任せて言い放った後、我に返ったパルナが見たのは

静かに席を立って鏡を見に行くギノールの姿だった。

彼の出ていったあと、重苦しい雰囲気に包まれた部屋で

「ま・まあ、顔は関係なかったかもしれないですね」

追い打ちをかけるトッチーに恨みのこもった視線を送るパルナ。

何とかしようと椅子から少し腰を上げた状態で

周囲を見回しながら、これと言った案が浮かばないままのバッファ。

時間が止まったような空間に再び動きを取り戻したのは

戻ってきたギノールだ。

勢いよく扉を開き

「鏡見たけど、映ってたのはただのイケメンだったわ!」

そのまま平然と元いた位置に腰を下ろす。

それまでの間に、他の者たちの超絶アイコンタクトでは

(なんという力技、言うだけあってすごい能力を持っている!)

という意見が満場一致で可決していた。

それに安堵したのか、バッファもようやく腰を降ろしたのだった。

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