ちょっとモメてます。
イミリアの行動に対して、四羽のうずらから一斉に物言いがついた。
要するに、自分たちの結界である「四層能牢」をどうしてくれるんだ!?
と言うのが、彼らの言い分だ。
これに対するイミリアの答えは、能力を封じられただけで肉体と精神に対する
拘束力を持たない結界と判断したので、部屋を出ただけだ。
もしその空間に存在する個体に行動制限をかける程の術なら
デティートが部屋を出る事が出来ないはず。
と答えると、うずらサイドは再び反論する。
それは標的となる個体を識別して拘束する術だから、デティートは関係ない。
だから、彼は部屋を出ることができたのだ!
ゆずらないうずら。
再び反論をしようとするイミリアを制してトッチーが
「あのー、蛇の魔獣の具合が良くないので
もう少し、声を落としていただけませんか?」
その声に、四人を吐き出した後、未だそこに存在し
青い顔をした体調のすぐれない蛇が横たわっている。
そのそばでスルクスが蛇の背中?
を優しくさすっている。
この気遣いは、この場ではスルクスとトッチーだけが
飲み込まれた人数が五人と知っていたからだ。
注意されてから、イミリア達の声は小さくなったが
やはりお互いに納得が出来ず、交渉は続いているかのように見えた。
だが、それもほんの数分。
面倒になったのか、イミリアが
「でも、結局出れたじゃん。
そんな欠陥魔法使わないでよ!」
再び声が高くなってきた所に、四人が風呂から上がってきた。




