74/116
四羽の力
魔城の一室で蘇ったイミリアを囲むうずら。
それぞれが彼女の能力を封じる結界を張り
完成したのは四つの層で造られた能力の牢獄だ。
「四層能牢」
結界の中でデティートを一瞥し
「つまらない事をするのね」
と言う彼女に対して
「用心深い、と言って下さい。
万が一、あなたの能力が記憶の中に埋もれていたら
大変ですから」
などと平然と答える。
その間にも牢獄の重圧が彼女を襲い続けていた。
それもいい加減、面倒になったのか振り払うために力を放つ
だが、何も起こらない。
驚きを隠せないイミリアを側で見つめるデティートの表情は
冷静だった。
「どう言うつもり?」
再び問う彼女は自分の記憶に違和感を抱いていた。




