表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/116

ライフワーク

城門に近づくと、門を守る者がいる。

それは年老いた魔兵。

パルナがいた頃よりも遥か昔から

この城の門を守り続けていた。

若かりし頃は、この城も活気に溢れ

難攻不落の魔城、その門を守る強力な魔兵

と評判を呼び、勇者が訪れた際には対決を見るために

観客が集まり出店が出るなど祭りのような騒ぎだった。

やがて時は流れ、多くの城主がこの城を去っていった。

ある者は勇者に倒され、またある者は孤独に耐えきれず

城を後にする。

それから二百年、主不在の時が過ぎてゆく。

その間に城を守っていた魔物も徐々に姿を消していった。

門を守る彼も蓄えが底を尽き、このまま朽ち果てよう

と、その頃にパルナがこの城を訪れる。


城門を守りながら、夢うつつの世界を彷徨っていた老兵が

ふと顔を上げると、そこには懐かしいパルナの姿がある。

霞んだ目には、彼女たちが出会った頃のままのように

思い出補正されている。

「何者だ!」

言ってから家主だったことを思いし、平伏する。

これに対する彼女たちの反応も微妙だ。

今の立場は家主で侵入者。

このまま侵入すると、彼にとってのライフワークを奪う事になるかもしれない。

そんな思いが

「今日は侵入者としてやって来た」

と言う言葉を言わせるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ