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奥が深い
ミリアの記憶に押し流されてたどり着いたのは
怪しげな儀式を行っている場所だ。
いきなり出現したタミュアに対して、誰も動じる事が無い。
皆が儀式に集中している。
祭壇らしき所にいるのは、ミリア。
彼女を取り巻くように複数の男女が円を作る。
その中の誰かがミリアに対して問いかけた。
「イミリア様、本当によろしいのですか?」
この言葉を聞いて、歓喜したのはタミュアだ。
本意でない、トラブルによってこの場所に飛ばされた自分が
不幸だと思っていた。
その言葉を聞くまでは!
彼にとっての目的の場所。
そこに今、到達する事が出来たのはデティートのおかげかもしれない。
現実の世界に戻ったら、彼に対して賛辞を贈ろう。
本気でそう感じていたタミュアが、ふと思い直し
現実世界に戻ることが出来たら。
と自分の中で訂正した




