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とばっちり

本来の力を取り戻したスフィアは、自分の内側から湧き上がる

今までにない力の制御が出来ずにいた。

バーネロの力によって封じらていたのは、少年だったころの力。

成長と共に増大するそれは、スフィアの内部に滞留し続けていた。

これが一気に噴き出してしまう。

力の波が放出されていた。

予想外の結果にバーネロの表情が強張る。

同等以上の力を手に入れ、満を持して行った結果がこれ?

このままでは、自分の命も危ない。

一度、体勢を立て直すために、この場を離脱する。

今までに、幾多のトラブルを処理してきた自分なら

今回も当然、乗り切る事が出来る!

自己暗示と願望が入り混じった思考を繰り返し

突破口を模索する。

こんな時、彼が主人公なら、神懸かり的な能力の覚醒。

もしくは、窮地を救う仲間の登場も考えられた。

ところが、この世界でのバーネロは、残念ながら

「主役」という役割を与えられていなかったようだ。

このままここで終わるのか?

絶望を感じるバーネロ。

そんな彼の自己陶酔を見ながら、運悪く巻き込まれた

三人の賊は、ただひたすら、耐えるのだった。

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