49/116
緊急警報
「えらいこっちゃですよ」
図書館で悠然とお茶を飲みながら談笑する四人の男女
その場所に駆け足で現れた一羽のうずら。
息を切らしながら、言葉を続けようとするが
上手く呼吸が整えられない。
肩で息をするほどの取り乱し様に、四人は
只ならぬ気配を感じていた。
もはや、言葉で説明する時間さえも惜しい。
そう感じているのか、うずらが左の翼を大きく前方へと突き出した。
それはまるで、俺についてこい!
と言っているように見える。
すぐに対応する三人を横目に、ひとり
「後は皆さんにお任せします」
と言って静かにお茶を飲むデティート。
そんな彼を残して、三人はうずらの後に続くのだった。




