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分かれた大陸、砕けた王冠 16 「救世主」
プリペアド大陸で最も大きな国となったジュエルネイル。
この国に対して他の三国が同盟を結び、戦いを挑んだ。
三国の同盟を果たしたのは、一人の青年によってだった。
純粋で、一生懸命。
そんな青年が生まれたのは、今のカタヌキが治める辺境の村。
ごく普通の少年は、ある時「神隠し」に会う。
再びこの世界に戻ってきた少年は、自分と同じ体験を持つ
サーナダと出会う。
そんな彼に共感したのは利用される者の辛さ。
その気持ちは次第に、弱者を利用する者への嫌悪感へと変っていった。
圧政に苦しむ民衆。
彼らを救わなければならない。
使命感から、ジュエルネイル討伐の為に全力を注ぐ。
誰かに求められたわけでもないのに・・・。
後に「救世主」と呼ばれた青年は、持てる力の全てを注いで
ジュエルネイル討伐の為に動き出したのだった。




