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ひと段落
賊の侵入に図書館警備の者は次々に倒されていく。
後に残ったのは、利用者たちだ。
ところが、この利用者たちこそが真の防衛ライン。
スフィアの指示によって、配置された者。
彼らは十数人とはいえ、この国屈指の強者で
次々に賊を打倒していく。
父、メレンゲの力を最大限に活用し
自分は手を汚すことなく、勝利する。
「この計画は、私が考えたもの。
その私の意志によって動く駒は、私自身の手足と同様です。
ですから賊の撃退も、私がやった。
そういっても過言ではありません」
言いながらとゆっくり立ち上がる。
するとそこに、手足である部下が敵の親分を捕らえたと
報告に来る。
さらに熱弁を振おうとしていた所だったが
思い直したスフィアはその顔を見る為に、部下と共に
その部屋を出ていってしまう。
残されたスルクスたちは、とりあえず任務完了。
と言う事で、安堵する。
その緩んだ雰囲気を爆音が切り裂いた。




