14/116
秘密結社
かつて、全ての人間が魔力を持っていた時代。
ところがそれは、いつの頃からか生まれながらにして
魔力を持たない子供たちが生まれ始める。
やがて長い年月を経て、今ではもう
魔力を持って生まれてくる子供たちは、希少な存在となっていた。
そしてその結果、人間は他の種族に蹂躙され、激減する。
たとえ生まれながらにして魔力を持っていたとしても
その力を使う術を知らず、命を落とす者も多かった。
この事態に危機感を覚えた数人が集い、人間が魔力を持っていた頃の
世界を取り戻すべく、動き出す。
最初は単に、人間と言う種の保存が目的だった。
ところが、これに目を付けた者たちがいる。
それが現在の「グロリオサ」の種をまく者たちだ。
彼らの求める物は「淵源の書」
神に神話があるのなら、それを見て、書いた者がいるはず。
全てに始まりがあるのなら、その全てを記した者が
もしくは書物が存在するはず。
それを手に入れる事が出来れば、世界を思うままにできるだろう。
この時すでに、「グロリオサ」の真の目的とは異質なものへと
変貌していったのだった。




