町の噂
ユリとポラ達の一行が危険なハンターの生息する森を抜け
ようやく町へとたどり着く。
この世界に自分が来た理由。
その原因を知る為に、情報を集める。
すると、複数の街人からある勇者の情報を聞く事が出来た。
その情報によると、異世界勇者と言う存在を振りかざし
一定の場所に定住する、などという勇者にあるまじき行為を行うだけでなく
あろうことか、この地に降り立って以来討伐や撃退した魔王の達のネットワークを
用いて(ここから先は噂であって、証拠は無い)
近隣に魔王を出没させ、その退治を請け負う。
勇者の押し売り、出来レース商法を行っているという。
しかも、この件に関してはランザも「噂」を聞いたことがあるらしい。
神妙な顔でその勇者のワルっぷりを語る彼は
実は過去に接点があった。
ぶっちゃけると接点というより、勇者がメンバー募集の求人を行った際
実は申し込みをして、書類選考でお祈りをされた過去を持っていた。
しかしユリに対してそんな事を話せない彼は
「道を踏み外した者は哀れなものです」
当たり障りなくやり過ごそうとするランザに乗っかって
ここは素直に聞いておこう。
というポラの態度に対してユリが
「魔王のくせに勇者を召喚して日銭を稼ごう
っていうヤツのセリフとは思えないけど、その勇者は許しておけないわね」
という、ユリの本心が溢れ出してまうのだった。




