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僕は墓場で幸せに。  作者: ムギ
6/7

私の恋愛観

いつにも増して文章が乱文気味です。


まぁ忙しい中の逃避で書いたものなので、いいんじゃないかな。

メモだし。

私は割とネガティブです。

ネガティブだからこそ、ポジティブだよね。とよく言われることがあります。


最悪ばかり考えて生きています。

するとどうでしょう。

この世界は割とイージーモードと思ったりします。


例えばですが、外に出かけるとしましょう。

出かける理由はなんでもいいです。

近所のスーパーに行って、カレーの材料を買うとしましょうか。


その出かける瞬間に私の脳はフル回転です。

その時の最悪を考えます。


1.もしかしたらカレーの材料がスーパーに売ってないかもしれない。

   →別のスーパーに行くか、他のメニューに変えよう。


2.スーパーが潰れているかもしれない。

   →じゃぁコンビニに行って、弁当を買おう。


3.道を歩いていたら暴走トラックが突っ込んでくるかもしれない。

   →変な音がしたら全力で逃げよう。


4.包丁を持った人が通り道で佇んでいるかもしれない。

   →全力で逃げて、通報しよう。


5.小学校帰りの子供を眺めていたら、不審者として通報されるかもしれない。

   →全力で弁解しよう。



ちょっと大げさですが、大体これくらいのことは考えます。

‥改めて書き出すと大層生きづらい性格していますね。

疲れないんでしょうか。


でもね。残念ながら、人生ってそんなにドラマチックに出来ていない。

これだけ考えても簡単にスーパーについて、食材を買って、そのまま家までたどり着くのです。


もしかしたらジャガイモが特売だったために売り切れになってしまっているかもしれない。

問題があったとしてもそのくらいです。


その場合、私は迷いなくかぼちゃを買います。

なんならジャガイモを剥くより簡単にカレーが作れます。

洗ってぶつ切りにして皮ごと鍋にぶち込むだけ。美味しいです。


話が逸れましたね。


つまりは、私の脳内よりも、割と世界はイージーです。


まぁ、私が恵まれてるということもあるのでしょうが。




私は常日頃から何が一番最悪かを考えて生きています。

これは何に対しても同じことです。

仕事であっても、趣味であっても。




彼女ができてから、私にとっての最悪は。



1.彼女と別れること。

2.彼女が笑わなくなること。



この二つとなりました。


彼女と別れる。


最悪です。


きっと一ヶ月は何もできなくなるでしょう。

仕事でもミスは増え、食べるご飯は美味しくなく。

そこらを歩いているカップルは嫉ましく。メディアから聞こえてくる季節の単語は全て煩わしい。

そこらじゅうに彼女との思い出が溢れ。コンビニにという単語にすら思い出が付いてくる。


あぁ、想像するだに最悪です。


よしんば別れなかったとしても。彼女が笑わなくなったらもっと最悪です。


ため息のオンパレードですよ。

今まで気にならなかったことまできっと気になるんです。

ひとつひとつが気に入らなくて、嫌なことばっかり見えてくる。

そりゃぁため息の一つや二つ、十も二十も出てきますよ。

でもね。そんな態度取られたら、こっちだってため息が出るし。愛情も薄まるってなもんですよ。

あっちもこっちも人間なんだ。言ってしまえば他人なんだ。

結婚してたって、たった一枚の紙切れとちょっとした手続きで解消されてしまうような関係なのです。

それが恋人とか、同居なんか。

お金の問題さえなければ至って簡単に無くなってしまうような、ほっそい繋がりなんですよ。


だからこそ大切にしたいと思う。




そもそも恋愛って、結婚ってなんでしょう。


その疑問は世の中に腐るほど溢れていて、それでいながら万人に受け取られる明確な答えはついぞ見たことがありません。

答えなんてない疑問で、かっこいい言い方をすれば、『一人一人が自分で答えを見つけていくこと』なのだと思います。



私もよくわかりません。

だけど最近、ちょっと自分の中で答えらしきものが見えてきました。



多分。

相互からなる『賃貸契約』なんだと思います。


単語にするとすっごい無味乾燥で、なんか味気ないですね。


だけれども、付き合うというのは、相手の人生を少しだけ借りることだと思うんです。

結婚した場合は半分かな。

そして、その代わりに何かを払うことです。

私はお金がないので思い出で払えればと思っています。


相手に借りたもんならば、返せと言われれば返さなければいけません。

借りたものを無茶苦茶にするなんてもってのほか。


家を借りて、壁紙に落書きなんかしてみてください。

いざ家を出ようとした時に、敷金をぶっちぎって、かなりの追加でお金を取られますよ。

引っ越し等でお金がない時に、です。


そもそも何で借りるのかって。

それが欲しかったからです。

でも買うことはできない。そりゃそうだ。他人の人生なんだから。

だから借りたのです。


そしてきっと季節の変わり目や記念日ごとに契約更新が来るのでしょう。

いい思い出があれば、いい思い出という賃料を払っていれば、契約は更新されるでしょう。

だけれども、悪い思い出ばかりであれば、いい思い出という賃料を払っていなければ、きっと契約は打ち切りです。


当たり前です。損は誰だってしたくない。

部屋を汚く使う人には大家だって貸したくないのです。


そう考えるとどうでしょう。

賃貸契約の場合、トラブルが起こった時に何をしますか?

もちろん、真面目な話し合いです。

後回しにしていいことなど何もありません。

ただただ問題が大きくなり、めんどくさくなるだけです。


そして、私の人生も貸しているのです。

相手から色んなものものをもらって、その代わりに私の人生の一部を貸しているのです。

私の人生を一部とはいえ渡しているのですから、色んなものをもらいたくなります。

でも考えてみてください。

『部屋を貸してるんだから、これだけのものを払え!それは義務だ!』

そんなことを言う大家がいたら、私は可能な限り早くそこから出ることを考えます。


こちらの要望は伝えるが、向こうからの要望も可能な限り聞く。

そして譲れないところは、話し合いながら妥協点を探っていく。



ほらね。恋愛って、結婚って。『賃貸契約』みたいじゃないですか。

すごく、大事で。

すごく、大切で。

すごく、素敵な契約です。




私はね。たくさんの賃料が欲しいんです。

彼女と作れる、彼女としか作れない、そんな賃料がたくさん欲しいんです。

二人で歩んだ先の、たくさんの思い出を、共有財産として。


そんないい関係を築きたいと努力を怠らないよう自分を戒めておるのです。

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